あの低視聴率ドラマ『鈴木先生』が映画版に! “鈴木式教育メソッド”は世界を変えられるか?
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鈴木式教育メソッドがようやく実りはじめた矢先、大事件が勃発する。
2011年4月期に放映されたTVドラマ『鈴木先生』(テレビ東京系)はクオリティーの高さからドラマ愛好者たちからの絶賛を浴びるも、ゴールデンタイムで平均視聴率2.06%という驚きの低視聴率で二重の話題を呼んだ。放送開始前にはすでに映画化が検討されていたが、あまりの低視聴率のため企画は凍結されてしまった。その後、鈴木先生を演じた長谷川博己は高視聴率ドラマ『家政婦のミタ』(日本テレビ系)に出演して大ブレイク。『鈴木先生』も有料配信&DVD化で、じわじわと人気を広げた。一度はお蔵入りした映画化企画が、ファンの熱い支持によって蔵出しされた格好だ。2013年1月12日(土)より映画『鈴木先生』が劇場公開される。TVシリーズは原作コミック全11巻中の第7巻「鈴木裁判」をクライマックスにしていたが、映画版では第8巻~最終巻までが一気に描かれる。
本当に愛し合っている者同士のセックスなら避妊具は必要ないのでは? 給食の不人気メニュー・酢豚の存続を多数決で決めるべきかどうか? 生々しい性教育問題から、見逃されがちな食育問題まで大小様々なトラブルが、中学教師・鈴木先生(長谷川博己)にこれまで次々と降り掛かかってきた。鈴木先生は頭を悩ませながらも、一般論や多数決で片付けずに、フツーの生徒たちが抱える心の問題に真っすぐに向き合ってきた。とはいえ、鈴木先生も生身のフツーの先生だ。担任する学級2-Aきっての美少女・小川蘇美(土屋太鳳)を自分の妄想エロ劇場に夜な夜な登場させてしまう。職員室での人間関係に神経をすり減らし、同僚である教師仲間の嫉妬にヘトヘトになる。喫煙室での煙草の量は減ることがない。一歩間違えれば、風俗に癒しを求めた山崎先生(山口智充)や人生のすべてを教育に捧げながらも自宅療養を余儀なくされた足子先生(富田靖子)のように精神崩壊しかねない。公立中学の教師だから、給料だってさほど良くない。でも、自分の目の前で教え子たちがぐんぐんと伸びていく姿が、鈴木先生にとっての何よりの糧になっている。フツーのOLである恋人・麻美さん(臼田あさ美)の存在も大きい。
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