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怒号ひしめく『RINGS/THE OUTSIDER 合同大会』やっぱり“不良”はおっかねえ!!

 泣きながら控え室に引き上げてきた鷹亜希は「吉永を呼んで来てくれ! なんやねん、あいつ!」と叫ぶ。セコンドの金太郎も悔し泣きしており、イライラした足取りで控え室と廊下を行ったり来たり。

 そこへ突然、吉永が単身乗り込んで来た。

「鷹亜希いるか?」

「なんなんすか吉永さん! 『調子に乗んな』って言うたでしょ?」

「言ってねえだろ! 『もう終わりでいいか?』って俺は言ったんだぞ!」

 そんな怒鳴り合いの後、吉永は、マスコミならびに関係者をシャットアウト。2人きりで控え室に閉じこもり、話し合いに突入した。

 その間、廊下で待つ鷹亜希のセコンド陣も紛糾。「終わってから手ぇ出してきたのが許せへん!」といきり立つ者もいれば、「いや、2人で話す言うてるんや。ここでお前が口挟んだら鷹亜希の株が下がるで!」と諌める者も。

 試合終了後にパンチを出された。試合終了後に何かを言われた。以上2点がトラブルの原因のようだ。

 やがて「金太郎! こっち来い!」という吉永の声が響く。金太郎も室内へ消え、待つこと数分──。3人がスッキリした顔で表に出て来た。

 鷹亜希は苦笑いしながら「僕の勘違いでした。すいません」と平謝り。吉永は「何を勘違いしたんだか、さっぱりわからないよ(笑)。知り合いと試合するのもイヤなのに、あとあと揉めるのはもっとイヤだよ」と呆れ顔。その後、2人は「いやぁ、やっぱ強いっすわ」「何が一番効いた?」「ヒザ蹴りが効きました」などと試合を振り返りながら談笑。どうやら和解に至ったようである。

 ケンカの強さのみならず、トラブル処理能力の高さも見せつけた吉永。さすがは元暴走族総長! “キング・オブ・アウトサイダー”の称号は伊達じゃない! と感心させられる一幕であった。

 次回アウトサイダーは来年2月10日(日)、ディファ有明にて開催。選手募集などの詳細はリングスのホームページ(http://www.rings.co.jp)でご確認あれ!
(取材・文=岡林敬太/撮影=尾藤能暢)

最終更新:2012/12/26 16:00
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