「ファンがいない」「需要がない」でも“コント日本一”バイきんぐの多忙で穏やかな日常
#お笑い #インタビュー #バイきんぐ
――残念です(笑)。12月26日に初のDVD『King』をリリースされますが、見どころを教えてください。
小峠 いろんなタイプのネタが入ってます。最近、テレビでもネタをやらせていただく機会が増えたんですけど、あれはテレビ用に短くしてることが多いんです。DVDにはフルバージョンが入ってるので、ファミレスのネタとかも、テレビの短い尺より絶対にこっちのほうが面白いんですよ。ぜひコントそのものが持ってるポテンシャルを、このDVDで見ていただきたいです。
――DVDを拝見して、あらためてお2人の声の大きさを実感しました。お2人のコントのスタイルに、例えば「大声系コント」のようなキャッチコピーは付いてたりしますか?
西村 今は特に言われてないですね。ただ、昔はこいつが僕の足の裏を舐めたりとか、汚いネタばっかりしてたので、「汚ねえ系コント」って言われてたことはあります。ウケないから、そういうネタはもうやめましたけど。
――以前は随分攻めてたんですね。
西村 当時は、お客さんにまったくウケなくて、一回でボツになったネタがむちゃくちゃありましたね。
小峠 僕が大工の棟梁で、こいつが新人大工という設定で。新人大工が釘を誤って飲み込んだから、その釘を取るためにこいつを四つん這いにさせて、僕が上からかんなで削って取り出すっていうネタとか。あと、ヤクザがダーツ屋に行って、矢じゃなくてサングラスをひたすら30個くらい投げるネタとか。そういうのはバカみたいにスべったので、一回しかやってないです。
――幻のネタですね(笑)。ところで、もうすぐクリスマスですが、お2人はクリスマスの思い出はありますか?
小峠 当時付き合ってた彼女から、クリスマスプレゼントに服をもらったんです。その数日後に些細なことでケンカをして、ムカついたので、もらった服を袋に詰めて多摩川に捨てに行ったことがありますね。でもすぐに後悔して、次の日に結構な川下まで探しに行きましたけど。
――それは彼女への当て付けで?
小峠 いや、自己満足です。僕、「0か100か」ってところがあるので、そういうことをしでかす時があるんですよ。ひどいですよね。
西村 僕は、数年前のクリスマス・イブに、芸人10組くらいで、今までボツになった中で一番ひどいネタをやるっていうライブに出たんです。イブだし、そんなライブだしで、お客さんもあまり入らなくて。えらく寂しいクリスマスになりましたね。
――ちなみに、どんなネタをやったんですか?
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