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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > “最強ヘンタイ”読モ現る!
珍バカライター・北村ヂンの「メンズファッション誌・激ヤバ企画ランキング」

ギャル男も童貞も中身は一緒? “最強ヘンタイ”読モのバカ・エロトークが炸裂!

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 そんなハードコア過ぎるにも程があるエピソード満載で、読んでいるだけでビクビクしてしまう「SOUL Japan」ですが、中にはちょっとホッコリした気分になってしまうページも。それがボクのオススメしたい企画「THE 男の愛車」。要は、読者さん自慢の愛車を紹介してしまう企画なんですが、今回取り上げられているのが茨城県のチーム(暴走族?)東日本RACING連盟「クソガキ」の違法改造されまくったバイクたち! いやあまだ現存してたんすね、暴走族って。

 それにしても、このバイクたちがまあスゴイんですよ。違法改造されたバイクというのは古くから暴走族のお約束ではありますが、それがここまでミラクル進化を遂げていたとは……。

 ドーンと突き立った竹槍マフラーやニョーンと伸びた三段シートなど、族のバイクってとにかくムダなパーツがくっつけられているというイメージがありましたが、最新モデルではそれぞれのパーツがさらに長く長ぁ~く伸びまくっておりムダ度倍増! 竹槍マフラーは3メートルを超え、三段シートも座高ほどの高さに、その後ろには「延パネ」と呼ばれる空気抵抗を無視しまくった謎のハネ(?)のようなパーツまで取り付けられ……。さらに、フツーは車体の前方についているハズのヘッドライト&カウルがなぜかドーンと持ち上げられて、乗る人の頭上1メートルくらいに位置している。何コレ、どこを照らしているの? そして前見えるの!?

 その上、旗は付いているわ、電飾はビッカビカだわ、回転灯まで付いてるわで、もはやチンドン屋……いやクリスマスツリー、なんならエレクトリカルパレード状態に魔改造されたバイクたちに脳はクラクラです。しっかし、これだけ重心が上へ上へと行ってると、ちょっとバランス崩しただけで即コケてぶっ壊れちゃうこと必至でしょうな。

 写真の解説には「すれ違う子どもたちも大喜び」と描かれていましたが、自らの命を賭けてエレクトリカルパレード・バイクに乗って子どもたちを喜ばせている彼らは、まさに悪羅悪羅系ミッキーマウスであるといえるでしょう(?)。

 ちなみに、こんな彼らにヤンキー評論家の岩橋健一郎さんから「こんな車体でもマナーを守る。交通ルールを守る。免許もある。何も問題はないんだから」という熱いメッセージが送られていたんですけど、イヤ~……この車体自体に問題があるような気がしますが。

■ギャル男流デート必勝マニュアルとは

「ガイアが俺にもっと輝けと囁いている」
「そう力むな。大人の余裕でトレンチを羽織れ」

 ……などの印象的過ぎるキャッチコピーが話題となり、ネットでもある意味人気な「MEN’S KNUCKLE」は、今月号でも名キャッチコピーを連発していました。

「シャレオツ刑事がお前のハートを逮捕する!」(もちろん水野晴郎ばりにポリスコスプレしてるわけではなく、トレンチコート着てるだけ。それだけで刑事扱い!?)

「戦慄の戦慄を奏で、瞬時にバトルフィールドと化す!」(ちょっと意味が分からないんですけど……多分「戦慄の旋律」って書きたかったんだと思う)

「アメカジとか何カジとか言う前に、オレカジ。」(落合か!)

 こんな感じで、ストリートスナップの写真たちには宇宙的かつ硬派な雰囲気を漂わせるキャッチコピーが付けられているのに、企画ページのほうは思いっきり軟派。「ホストが教える! 手のひら(ケータイ)で女をコロガス術・最強版!!」「冬の究極モテ男化計画!」など、とにかくモテるための企画が多数掲載されまくりです。

 中でも注目の特集は「GAL100人から学べ!! クリスマスデート必勝マニュアル」なる直球のデート・マニュアル企画。内容的には、クリスマスにどこに連れて行けばいいのか、どんなファッションで行けばいいのか、どんなディナーを食べればいいのか、どうやってお持ち帰りするのか……と、かつて昭和の童貞たちが血眼になって読んでいた「ホットドッグ・プレス」のデート・マニュアルを彷彿とさせるベタなもの。メンナクを読んでいるような平成のお兄系と昭和の童貞、結局のところ「女子にモテたい」という点では一緒ということでしょうか。

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