テレビ辛口研究所
EXILE、小田和正、ミスチル……“歌がうまい”人は声が高い!?
2012/12/06 08:00
#音楽 #テレビ辛口研究所
「EXILEやGReeeeNは、確かに高いですよね。ただ、一般的に声が高くなっているというわけではなく、高いものが好まれるということがあると思います。『三大テノール』はあるのに、『三大バリトン』はないように、高いほど権威があるんですよ」
確かに、「歌姫」と言われる人も、たいてい高音域が出る人ばかりだ。とはいえ、昔は「太い声」が好まれていた時代もあったという。
「スピッツや小田和正など、高くて細い声が好まれるようになったのは、男性の女性化・女性の男性化、ユニセックス化などが影響していると思います。やはり根底に男女雇用機会均等法は無関係ではないのでは?」
また、かつては裏声(ファルセット)を使うのは特別な歌手だけだったが、今では森山直太朗や平井堅、福山雅治もEXILEも裏声を使うようになった。これは「ボイストレーニングのグローバル化」によるものだそう。
「海外のほうがクラシックとポップスの垣根が低く、ファルセットも昔はクラシックのほうが多用していましたが、ポップスにも入ってきたということはあります。それも『高い声=良い声』という認識になってきているからではないでしょうか」
歌のうまい歌手に高音の人が多いのは、全般的な声の高音化ではなく、好みの影響がやはり大きそう。たまには低くてシブい、うまい人が売れてもよさそうな気はするが……。
最終更新:2012/12/06 08:00
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