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“ウルトラタカ派”石原慎太郎もビックリ!? トンデモ発言連発の安倍晋三の不確かな未来

 2位には、今回の選挙で一番注目されている維新関連の記事を2本選んだ。

 AERAは出馬選挙区が決まった維新の候補149人の経歴や肩書き、備考を一覧表にして掲載している。

 維新の候補で目立つのは政治経験のない無名候補の多さだが、維新は比例区に重複立候補する際の供託金も含めて、すべてを自腹でまかなうため、医師や経営者など、資金に余裕のある公認候補が多い。

 多くは政治素人だが、地方議員・首長から国会転身を狙う候補が29人、参議院からの鞍替え組と前衆議院議員が14人、落選している浪人が26人と合計69人もいる。

 意外に少ないのは女性候補で、12人しかいない。だがその中には、国民的美魔女コンテストに出場歴のある海老沢由紀(38、茨城1区)や元グラビアアイドル佐々木理江(30、東京2区)など異色の候補がいる。

 多くが縁もゆかりもない選挙区での落下傘候補が多く、佐々木の選挙事務所では、選挙区である各市の地図が開かれないまま置いてあるとAERAが書いている。

 全額自腹のため資金がなくて候補を辞退する者も相次いで、すでに7人になる。

 新潮に、維新の候補になったが降りてしまった東京都内の会社員・斎藤洋一郎(32)の話が載っている。

 彼は維新が10月17日から始めた候補者の第2次に応募した。締め切りは11月1日。書類を送ったのはギリギリの10月31日だった。

「書類選考通過の連絡を受けた斎藤氏が面接のために大阪に赴いたのは11月17日。維新のスタッフ2名による約30分の面接を受け、その4日後の21日、再び大阪を訪れた彼は早くも公認決定を告げられたのだ」(新潮)

 斎藤がこう語る。

「21日の最終面接ではさすがに橋下さんか石原さんに会うのかと思っていたのですが、違う人でしたね。驚いたのは、小選挙区の候補を4つ挙げられ“どこにするか決めてくれ”と言われたことです。僕の故郷の岐阜県は入っていなくて、静岡7区と静岡4区など。静岡7区を選んだのは、その中で比較的岐阜に近かったからです」

 その日に慌しく写真撮影や選挙に関する簡単な説明会が行われ、供託金300万円と広報費100万円の計400万円を党に振り込むよう記した用紙も配られた。

 早速知人が一人もいないところで活動を始めた彼に、翌日、維新から電話があり「静岡7区ではなく4区にしてほしい」といってきたというのだ。

 彼はその翌日に辞退を申し出た。

 選挙戦が始まる前からこのていたらくでは、選挙が始まると意外に維新は苦戦するかもしれない。

 今週の選挙報道部門のグランプリは、現代にあげたい。自民党と維新の議席数が多すぎるとは思うが、全体的にバランスがよく、選挙記事とは違うがユニクロの柳井正社長の政治批判も面白く読めた。

 現代は11月23日~26日にわたって、民間の調査会社を使って全国300選挙区で各100人の有権者から、インターネットで調査を行った。

 合計3万人になる。このところ部数好調だと聞く現代だからできる大型調査であろう。

 そうすると驚くべき結果が出たというのだ。自民党が294議席、民主党が26議席、維新が97議席、みんなの党が22、日本未来の党が16である。

 いくらなんでもと思うが、まだ投票先を決めていない人が50%もいる。

 そこで、数値を修正するなどしたシミュレーションが隣に載っている。50%もの人たちがどう投票するのかを入れ込んでシミュレーションすると、自民党は174に激減する。だが民主党は19とさらに減って、維新が何と183になるというのだ。みんなの党が43、日本未来の党が37となっている。

 維新は候補者の数を追い越してしまっているのだが、これはどうしたことだろう。

 次の総理には誰がいいかという質問には、小泉純一郎元首相という回答が61人もいたそうだ。

 第2部「橋下が苦手 安倍がキモイ 野田は論外で 小沢だけは許せない」の中で内田樹神戸女学院大学名誉教授はこう語っている。

「二大政党時代になれば、『合従連衡』などという言葉は死語になると思っていましたが、ならなかった。この離合集散傾向は選挙の後も続くでしょう。それはこれからの日本にはもはや政策上の選択肢の幅があまりないということを意味しています。

 解散時点での第1党や、第2党は原発と財政についてはほぼ同じ政策。外交についても言葉遣いの違いしかありませんでした。旧い第三極と新しい第三極──どう呼び分けたらよいのか──は新党を結成しては解党し、政策を『日替わり』にしている。『どんな政策を掲げれば選挙に勝てるのか』が優先的に配慮されており『勝とうが負けようが、これだけは譲れない』というような政策に殉じる気はなさそうです。社民党と共産党は『議席数より綱領の一貫性』を選択してきましたが、それを『立派だ』と賞賛する声は聞こえてきません」

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