やっぱり老害? 読売を私物化するナベツネの違法行為告発で、読売帝国崩壊か
#雑誌 #出版 #元木昌彦 #週刊誌スクープ大賞
グランプリ
「ナベツネの違法行為を暴露する読売現秘書部長『爆弾日記』公開!」(「週刊文春」11月15日号)
第2位
「橋下維新への『絶縁状』」(「週刊文春」11月15日号)
第3位
「東京都知事選 私が支持する候補 落ちてほしい候補」ほか2本(「週刊現代」11月24日号)
人間社会同様、ライバルに勝てず常にナンバー2にしかなれない馬がいる。1963年にメイズイが優勝した皐月賞、日本ダービーの2着馬だったグレートヨルカ。1964年のシンザンが勝った日本ダービー、菊花賞の2着馬ウメノチカラ。
今年の牝馬3冠馬・ジェンティルドンナの2着だったヴィルシーナもそうだった。
だからこそ、ジェンティルの出ない第37回エリザベス女王杯(G1・芝2200メートル、京都競馬場、重)は、この馬に勝たせてやりたいという判官贔屓もあって、断然の1番人気になった。だが、無情にも激しく降る雨に行き脚が鈍り、4コーナー手前から内田騎手は追い通しで直線に向いたが、持ち前の鋭い差し足は見られない。それでもゴールまで100メートルぐらいのところで先頭に立ったが、重得意の7番人気レインボーダリア(柴田善)に外から差され、首差の2着に敗れてしまった。
チャンネルを変えて、石川遼が2年ぶりに勝ったゴルフを見た。3打差で楽勝かと思われたが、最後は1打差まで詰め寄られ、かろうじて凌ぎきった。インタビューで「優勝することを忘れてしまった」と石川は涙ぐんだ。ヴィルシーナもゴールを過ぎて、おのが不運を嘆き、心で泣いていたのかもしれない。
寺山修司は「競馬が人生に似ているのではなく、人生が競馬に似ているのだ」と言った。人生という舞台で2番手にさえなれなかった私は、ヴィルシーナが晴れの舞台で先頭ゴールする姿を見てみたい、引退するまでこの馬を買い続けよう、そう思っている。
さて、こちらは予想通りだが、政治資金規正法違反の罪で強制起訴された「国民の生活が第一」代表・小沢一郎被告(70)の控訴審判決が今日(11月12日)あり、「東京高裁小川正持裁判長は、小沢氏を無罪とした一審・東京地裁判決を支持し、検察官役の指定弁護士による控訴を棄却した」(asahi.comより)
これで、事実上無罪が確定したと見ていいだろう。ポストが書いているように「『無罪判決』で始まる 小沢一郎の逆襲」とはならないと思うが、年内総選挙もささやかれだした中、彼の動きも注目である。
総選挙も気になるが、都民としては「ポスト石原がどうなるのか」に関心がある。石原が後継指名した猪瀬直樹副知事に松沢成文前神奈川県知事、宇都宮健児日本弁護士連合会前会長も出馬表明し、舛添要一参議院議員も出馬の構えだし、東国原英夫前宮崎県知事もギリギリで出るのではないかといわれている。
帯に短し襷に長しで本命不在だが、争点は長きにわたった石原都政を評価するのかどうかということになろう。現代は、舛添インタビューも含めて時機を得た特集を組んでいる。
石原が辞任した直後に自民党東京都連が電話で3,000人の緊急調査をした。猪瀬副知事がダントツトップで約50%の支持を得て、2位の東国原前宮崎県知事が約10%、次いでキャスターの安藤優子、小池百合子元環境相だったと全国紙の政治部記者が語っている。
現代は、各界50人の著名人に「誰が都知事にふさわしいか」をアンケートした。
最も支持を集めたのは、やはり猪瀬副知事で14票。2位には舛添参議院議員と宇都宮日本弁護士連合会前会長が7票、東国原前宮崎県知事は1票しかなかったという。猪瀬副知事の支持理由は、実務経験、行政への理解度、問題意識の高さだそうである。注目は、石原都政を評価したのは16人で、6割近くが批判的で、その人たちは宇都宮を支持しているという点だ。
自民党は猪瀬支持でいきたいそうだが、自民党都連との仲の悪さがどうなるのか、予断を許さないそうである。
石原と一橋大学から60年の付き合いだという高橋宏首都大学東京理事長と鈴木哲夫日本BS放送報道局長との対談のタイトルは、「石原慎太郎はタダのアホか それとも天才なのか」。
だが、親友である高橋が悪口を言うわけはなく、わずかにこの発言が気になるだけである。
「高橋 私は国政で新しい風を吹かせるには、最低でも国会議員30人くらいの勢力がないと無理だと考えています。石原は100人規模で人を集めてみせるなんて言っているけど、寝ぼけるんじゃないと言いたいね。30人どころか10人だって集まるかどうか」
高橋は「今回のようにバカみたいなことで晩節を汚してほしくない」とも言っている。石原人気が盛り上がらなくては、そのご威光をたっぷり浴びて知事になろうとしている猪瀬副知事にも逆風になりかねない。
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