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日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > キムタクドラマが早くも苦戦?

20%割れしたキムタクドラマの挽回なんて「あるわけねぇだろ」? 秋ドラマ初回レビュー(後編)

 香取演じる刑事は「いつもニコニコしており、誰に対しても極端なまでの紳士的な言葉遣いで、一見好印象に見えるが、安心して心を許すと、知らず知らずのうちにすべてを暴かれた挙句、プライドを激しく傷つける、いわゆる慇懃無礼な男」(公式サイトより)と、これだけ読んでも分かる通り、かなり複雑な性格。おそらく難役なのだろうが、正直なところ「ドラマ制作側が求める“モンスター刑事”を香取が演じきれているのか?」という点においては、疑問を感じずにはいられない。

 いずれにせよ、このままではジャニーズ強力タッグが、深キョンに逆転される日も近い!?

■早くも低視聴率の『レジデント~5人の研修医~』が、『コード・ブルー』に似すぎている!?

 今期、早くも大コケが危惧されているのが、仲里依紗主演『レジデント~5人の研修医~』(TBS系)。「5人の若き研修医たちの成長する姿を等身大で描く、青春群像ドラマ」とのことだが、21時台の放送にして初回平均視聴率8.4%にとどまった。

 特に感想で多いのが、数年前に山下智久主演でヒットした『コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-』(フジテレビ系)と「酷似している」というもの。同作を見ていた人の中には、あまりの二番煎じ感にがっかりしてしまう人も多いようだ。

 今期、『相棒season11』に続き、ファンが心待ちにしていたのが、グルメドラマ『孤独のグルメ season2』(テレビ東京)。「業界視聴率ナンバーワン」とも「深夜の胃袋テロ」ともいわれる同作は、松重豊演じる“井之頭五郎”が毎週、東京の街をぶらついたり、実在の店で腹を満たすシンプルなもの。そのシンプルさゆえに、登場人物のセリフや演技の一つひとつが、視聴者に突き刺さるのかもしれない。

 『season1』との違いは、放送時間が30分間から、47分間に増えたことと、主人公が食事の前に甘味処へ寄るようになった点だろう。一部地域では、裏番組で大人気深夜アニメが放送されており、「『中二病でも恋がしたい!』(TOKYO MXほか)と、どっちを見ようかと毎週、悩み苦しんでいる」という訴えも少なくないようだ。

 ほかにも、平均11.7%と深夜枠にしては好スタートを切った高橋克典主演『匿名探偵』(テレビ朝日系)や、「『地図は生きている』それが私の捜査のキホン。」がキャッチコピーの真矢みき主演『捜査地図の女』(同)など、多種多様なラインナップが揃う秋ドラマ。とりあえず、キムタクの月9が、2話以降でどこまで盛り返すのか注目したいところだ。
(文=林タモツ)

最終更新:2012/10/26 10:00
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