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日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > キムタクドラマが早くも苦戦?

20%割れしたキムタクドラマの挽回なんて「あるわけねぇだろ」? 秋ドラマ初回レビュー(後編)

PRICELESS1025.jpg『PRICELESS~あるわけねぇだろ、
んなもん!~』フジテレビ

 10月1日スタート『純と愛』(NHK)から、10月23日スタート『遅咲きのヒマワリ~ボクの人生、リニューアル~』(フジテレビ系)、『花のズボラ飯』(TBS系、MBSは10月25日)まで、25作品以上が出揃った民放キー局の秋の連ドラ。

 前編に引き続き、「秋ドラマ初回レビュー~後編~」と題して、初回放送の様子をランキング形式で振り返ってみたい。

■米倉涼子の医療ドラマが大健闘!

 まず、初回平均視聴率トップ10は以下の通り(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)。

1位『相棒 season11』(テレビ朝日系)19.9%
2位『連続テレビ小説「純と愛」』(NHK総合)19.8%
3位『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)18.6%
4位『PRICELESS~あるわけねぇだろ、んなもん!~』(フジテレビ系)16.9%
5位『TOKYOエアポート~東京空港管制保安部~』(フジテレビ系)14.0%
6位『MONSTERS』(TBS系)13.8%
7位『悪夢ちゃん』(日本テレビ系)13.6%
8位『遅咲きのヒマワリ~ボクの人生、リニューアル~』(フジテレビ系)13.5%
9位『結婚しない』(フジテレビ系)13.0%
同率9位『ゴーイング マイ ホーム』(フジテレビ系)13.0%

 15%超えれば万々歳といわれる昨今、該当するのは4作品。中でもいい意味で期待を裏切ったのが、多くのメディアがノーマークだった『ドクターX~外科医・大門未知子~』だ。

 米倉涼子演じる大門未知子は、クールでかっこいいが、いい意味でバカバカしく、早くも「米倉涼子一のハマり役」との呼び声も高い。劇中、分かりづらい医療用語は極力抑えられ、「何も考えずに見られる医療ドラマ」として評価されている一方、過酷な労働条件から激減している外科医問題にもちゃんと触れており、医療ドラマらしさも残したバランスのいい作品となっている。

 また、『家政婦のミタ』(日本テレビ系)の「家政婦紹介所」を彷彿とさせる「名医紹介所」や、『プロジェクトX~挑戦者たち~』(NHK)にかけたであろう田口トモロヲによるナレーションなど、パロディをにおわせる遊び心も、見る者に心地よい親近感を与えているようだ。

 4位は、キムタク主演の月9『PRICELESS~あるわけねぇだろ、んなもん!~』。放送前から20%超えが期待されていただけに、少々寂しい結果となったが、これは裏で放送されていたプロ野球クライマックスシリーズ最終戦の中継(平均視聴率20.1%)が影響したとみられている。

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