「すべての原点はヴァギナだ!」“1331人斬り”宍戸錠の男前伝説
#元木昌彦
尼崎の連続怪死事件や「山中伸弥教授のノーベル賞に泥を塗った」森口尚史など、不可解な出来事が多く、沈みがちな気持ちがさらに落ち込んでいく毎日だが、そんな時ほど痛快な読み物が読みたくなるものである。
とっておきのがポストにあった。かつて日活で「エースの錠」といわれて一世を風靡した宍戸錠インタビューがそれである。
インタビュアーは吉田豪。宍戸は年末に79歳になるが「今年、子どもを作る予定だった」と話し始める。
相手は? と聞かれて、
「宍戸 相手はいたけど60歳だから。そいつがまあ、すごくて……もう嫌で(笑)。そいつの友達もまた俺の追っかけでね。その人たちが28とか27だったらいいけど、60と58じゃ……嫌だよ、こっちだって」
でも、今年中にはやろうと思っていると“断言”している。
女の経験人数の世界第1位はウォーレン・ベィティで1万2,775人、次にチャーリー・シーンで5,000人だそうだ。どうやって数えたのかね?
できるのはコンディション次第かと問うと、
「宍戸 いや、相手のね。こないだ、ちょっと年寄りもできるのかなと思ってヤッてみたらね、やっぱり年寄りとヤッちゃいかんな。人数にも入れたくねえよ!」
人数にカウントするのか?
「宍戸 入れないよ。入れたくもねえ。入れるところもねえっていうか(笑)」
中学生の時に、同級生と「内緒で教える女のデカメロン」という猥本を作ったというから天才的早熟。日活の仲間では二谷英明が凄腕で、女に関しては「あいつにかなうヤツはいねえよ」と太鼓判を押している。
ある大物の4号と関係があったといわれるが?
「宍戸 まあ、『役者買い』が流行ってたわけ。育ててやろうかとか、そういうのが昔からあって。そういうのは一度、絶対経験しておかないといけねえなって思うじゃない。だから経験したんだけど、ホントに勃たなくなるわ。金をもらったり、洋服を買ってもらったりしてるとダメなんだよな。金を払う側にならないと勃たないな」
その女とは別の女を、赤木圭一郎に紹介したのだという。
52~53歳の連中を「若い子」と呼び、今でも東京・仙川のカウンターバーでナンパしているそうだ。女遊びと言われるが、向こうからしたら男遊び、女も計算していると語る。
宍戸はかつてこう言ったことがある。
「スキーだのスキューバだのスカイダイビングだの、ほかの遊びが増えたのはわかるけど、海山空よりもすべての原点であるヴァギナだけは忘れないでほしい」
ポスト批判もチクリ。
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