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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 歌番組が“冬の時代”に突入か
テレビ辛口研究所

「AKBに代わるムーブメントの気配なし!?」アイドルブームの終焉で歌番組も“冬の時代”へ

「秋元さんとジャニーズがものすごく売れているのに、その一方で既存の歌番組が壊滅状態になっていく。80年代のあのころと、妙にかぶるんですよね。実際のところ、今のアイドルブームはすでに頭打ち状態。歌番組が苦戦を強いられているというのは、アイドルブームの終焉が近い、ということを意味しているのではないでしょうか」

 それだけでなく、音楽業界全体を取り巻く状況は80年代より厳しくなっている。

「確かにアイドルポップは、SMAPやモー娘。のブレイクまでの間、一時期、冬の時代に入ってしまいました。しかし、それと入れ替わるようにバンドブームが起こり、ビーイング系や小室系、アクターズ系が次々大ヒットを飛ばした。カラオケブームもありましたし、景気も手伝って、ミリオンが連発される時代になっていきました。全体で見ると、CDは売れていたんです。しかし今は、AKB やジャニーズに代わるような、何か新しいムーブメントが起こるような気配は全然ないんです」

 歌番組の礎を築く音楽業界全体の復調の兆しがなかなか見られない状況では、歌番組を必要とする視聴者も増える気配はない。トークで見せる歌番組として、これまでのものと違う見せ方をしてウケた『HEY!HEY!HEY!』のように、新しいスタイルの音楽番組の登場に期待したいというところか。

最終更新:2012/10/10 12:00
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