審査書類は偽造でも融資OK!? 大手サラ金社員が“裏”指南
なお、無職、フリーターなどの人は、書類上では自営業とし、個人事業主として屋号まで書いていれば、審査側はこれをそのまま通すという。勤務先の在籍確認を電話で行うが、その際、自宅の固定電話を「事務所兼自宅」として申請しておけば、それで問題ないようだ。もちろん、本当に個人事業を行っているかどうかを銀行や消費者金融業者側が裏取り調査することはめったにない。
パソコンとコピー機を用いて偽造・改竄した書類でも、審査は通る?
もっとも、銀行のフリーローンや消費者金融直のローン商品では、新規借入額が100万円以上、もしくはすでに複数社からの借入額の合算が100万円以上ある人が新規に借り入れを行う場合は、自己申告では済まない。源泉徴収票や確定申告書の写しなど、収入証明書の提出が求められることになる。
自己申告では済まない収入証明書をどうすれば偽造・改竄して、銀行や消費者金融業者から融資を受けるのだろうか?
「そもそも収入証明書は、FAXで提出することがほとんど。なのでパソコンやコピー機を使って、原本に改竄すべき数字を丁寧に貼り付け、所得額をそれらしく見せれば、収入証明書の審査はクリアできる」(A氏)
当然のことながら、手書きよりもパソコンで作成したもののほうが偽造・改竄しやすいことはいうまでもない。とりわけ自称・自営業者の確定申告書の偽造・改竄と思われる収入証明書の提出は数多いという。
「偽造・改竄と思われるものは確かにある。その場合は市役所発行の課税証明書の提出を求める業者や銀行もあるが、あるメガバンクのフリーローンのように、わざわざそんな手間をかけないで、さっさと融資してしまうところも多い」(同)
もちろん、本当に偽造・改竄した収入証明書で融資を受けられるかどうかは、定かではないが……。
(文=編集部)
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