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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 【清野とおるの、キ○チ○ガ○イと呼ばないで】第6話「謎の美人くだもの売り」

【清野とおるの、キ○チ○ガ○イと呼ばないで】第6話「謎の美人くだもの売り」

 気になったので尾行してみたところ、俺と同じ手口で酔っ払ったサラリーマンに声をかけ、巨峰を売ろうとしていた。

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 案の定、女性はおじさんたちに大人気で、一瞬で巨峰を売り切ったご様子だ。

 やがて女性は、ダンボールをたたみ、フードを被ると、すごい早さで暗い住宅街を歩き始めた。

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 そして、怪しげな雑居ビルに姿を消していってしまった……。

 一体あの女性は何者だったのだろうか? 霊や妖怪や狐や狸の類だったのではあるまいか?

 この出来事を、Twitter的なものでツイート的な行為をしてみたところ、「僕も会ったことあります」「私も会ったことあります」「おいどんも会ったことあるでごんす」と、目撃者が多数現れた!

 しかも、目撃場所は池袋だけでなく、上野、銀座、渋谷、錦糸町、立川、横浜と多岐に渡る。販売員は若い女性だけでなく、若い男性バージョンもあり。皆、果物の入ったダンボールをカートで引いたり、手持ちで売り歩いていており、不審なくらい爽やかで感じがよかったというのが主な共通点。

 しかし、彼らの正体は謎のままである。

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