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女性は、ダンボールの中一杯に詰まった巨峰を見せ、俺に勧めてきた。
「果物の行商をしておりまして、この巨峰を売り切らないと帰れないんです……」
時刻は22時半。こんな時間に若い女性がズブ濡れで巨峰を売り歩くなんて、奇妙で不審だとは思ったけど、
それ以上に「健気でかわいらしい」という気持ちが勝ってしまい、ひと房だけ購入してあげることにした。
きっと男なら誰だってこう思ってしまうはずだ。
巨峰が新鮮な上に無農薬で、いかに素晴らしいものかを説明してくれたけど、巨峰に1,000円は払う気にはならなかった。これから呑みに行くのに、持って歩くのも面倒だし。ってゆーか、そもそもブドウとかあんま好きじゃねえし。
丁重にお断りすると、女性は「そうですか。どうもありがとうございました」と微笑んで、その場を後にした。