新しくなった東京拘置所でムショ飯を食う
#サブカルチャー #突撃取材野郎
珍奇なものをこよなく愛するライター・北村ヂンが、気になったことや場所にNGナシで体当たり取材していく【突撃取材野郎!】。第19回は、「東京拘置所」に行ってきました。
■拘置所の敷地内に入れるイベントが!
拘置所や刑務所に対して、どんなイメージを持っているだろうか?
拘置所、刑務所なんて、安部譲二の小説『塀の中の懲りない面々』や花輪和一の漫画『刑務所の中』、はたまた映画『ショーシャンクの空に』など、小説や漫画、映画の世界では結構なじみがあるものの、普通に生活している一般人にとってはまず縁のない世界だろう。とはいえ、ちょっと魔が差したりしたらイヤでも入れられてしまうんだけど。まさに日常と壁一枚へだてたワンダーランドだ。
そんな拘置所や刑務所の中に入ることのできる機会があったとしたら……イヤイヤ、ガチで収監されるのはイヤだけど、ちょろっと中をのぞける機会があったら、のぞいてみたいでしょ?
つーわけで、今年の3月に新庁舎が完成したばかりの東京拘置所の敷地内に一般人が入ることができる初のイベント「東京拘置所矯正展」が開催されると聞きつけ、早速突撃してきた。
■チー様に拘置所が熱狂
大幅な改修工事後「周囲に威圧感を与えないように」ということで外塀が取り払われており、かなり開放的な印象……だが、肝心の庁舎自体は脱走等をガッチリ防げそうな、ズドーンとそびえ立つ「要塞」といった感じの建物。うーん、カッコイイ! 普通に観光スポットとしても成り立ちそうなほどナイスな建造物だ。
さて、この「矯正展」だが、全国の刑務所で受刑者が制作した「刑務所作業製品」の展示・即売などを行うことによって、拘置所や刑務所といった矯正施設への理解を深めてもらうためのイベント……という情報を聞いていたので、わりと真面目でおごそかなイベントなのかなと予想しながらやって来たのだが、到着した会場は妙な熱気でムンムンだった!
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