新しくなった東京拘置所でムショ飯を食う
#サブカルチャー #突撃取材野郎
集まった来場者たちからは「千春ーッ!」「チー様!」といった声援が上がっているし……。そう、今回の矯正展ではオープニング・テープカットのゲストとして歌手の松山千春さんが招かれていたのだ(しっかし松山千春のこと、ファンは「チー様」って呼ぶんだねぇ)。
「いやー暑いですね、お前らは髪の毛があるからいいけど、オレは直接日光が当たるから暑くて暑くて……」
お上の施設でやってるイベントとは思えない、いきなりのツルッパゲ・ジョークで会場は、はやくもつかみはオッケーのドッカンドッカン状態。たたみかけるようにチー様は、
「今日は別に、オレが収容されるってわけじゃないですからね」
「この新しくなった東京拘置所も、塀もなくなって気軽に立ち寄れるようになってね……気軽に立ち寄っちゃマズイか」
などと、職員たちがビミョーに苦い表情を浮かべる中、拘置所ギャグを飛ばしまくり。ご機嫌になったチー様は、唐突に名曲「大空と大地の中で」をアカペラで歌い上げる。
「いつの日か幸せを自分の腕をつかむよう〜♪」
予定していなかった歌の披露にちょっといい雰囲気にはなったものの、そこまでのトークをフォローしきれてはいなかった気が……。
その後、チー様が各ブースを回って刑務所作業製品を視察するという予定になっていたのだが、ウワーッと殺到した熱狂的なファンたちで大混乱状態に。途中で中止となり、早々に帰っていった。普段、受刑者たちをビシビシ仕切っている職員さんたちも、熱狂的なファンには勝てなかったようで。
■受刑者のアイドル・オン・ステージ
もちろん、チー様が帰ってからもみどころは満載。まず向かったのが、メインステージで行われていたPaix2(ぺぺ)という女性デュオのライブ。なんでも、刑務所などへの慰問活動(プリズンコンサート)をメインに活動しており「受刑者のアイドル」なんて呼ばれているんだとか。シャバでライブを観る機会はあまりなさそうだし、これは観るしかッ!
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