山岳民族に残る「嫁さらい」の実情を追う 『霧の中の子どもたち』と日本の非婚化
“男たち”から愛される映画界最注目のイケメン俳優・高良健吾に飛び交う“ゲイ”説
2012/09/26 10:00
#高良健吾
ちなみに、中上がよく使った言葉に「朋輩」(ほうばい)というものがある。これは和歌山の方言で“親友、仲間”という意味なのだが、高良を重用する若松監督は、現在公開中の映画『11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち』について、“三島というより「楯の会」に魅かれる”という旨の発言を残している。若松監督の関心は男たちのホモソーシャルな絆にあったといえるが、これは中上にも通ずる点だろう。
中上を愛し、若松監督や浅田にも愛される男・高良健吾。昔ながらの“男の絆”を体現できる役者として、これからも活躍することは間違いなさそうだ。
(文=須田林)
最終更新:2012/09/26 10:00