“バイオ祭り”の掉尾を飾る、CG映画『バイオハザード ダムネーション』発表会&披露試写会
#TGS
10月27日(土)より2D&3D全国ロードショー
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
(C)2012カプコン/バイオハザードCG2製作委員会 <http://www.biohazardcg2.com/>
2008年中に、鍋をつつきながら小林プロデューサーが神谷監督にオファーし、翌年から制作に着手、『ダムネーション』は3年半をかけて完成した。
「映画(単体)としてだけ見ても、すごく面白いと思います。そこは自信があります。また、ゲームの世界観をちゃんと守ったつくりになっています。ゲームファンの方が『なんだよこれ、違うじゃねぇかよ』と不満を抱くこともなく、ストレスなく見られると思います。実はこの事件を経て、『6』の世界につながったのかと見ることもできる」(神谷監督)
「実写映画はポール・W・S・アンダーソン監督が描く『バイオハザード』で、この『ダムネーション』は、ゲームがお好きで、ミリタリーがお好きで、ホラーがお好きでゾンビがお好きな神谷監督が贈る、ゲームの世界観でつくるCG映画」(小林プロデューサー)
2人の言葉にある通り、『ダムネーション』にはバイオ感が満ちている。ゲームの通りの状況設定や間のつくり方。まるで、ゲーム用のシナリオを大災難ものハリウッド映画のフォーマットに叩き込んだかのような、息をもつかせぬ勢いの娯楽作品に仕上がった。ゲームに忠実で、エンタメ映画として楽しめる。その姿勢が全編を貫いている。
この日の夕方からは、幕張メッセからほど近い、海浜幕張駅前のシネプレックス幕張にて完成披露試写会が行われた。舞台挨拶に立った2人は、それぞれ「シリーズものはパート2がいちばん面白いという持論を証明したい」(神谷)、「とにかくレオンを痛めつけて苦労させ、どう乗り切るかというところを描きたい」(小林)と、それぞれエンタメ創作のツボのような一言を残している。観客へのサービスに徹した態度が心地よい。
前作の公開時には、今作でエンディングテーマ曲を歌う土屋アンナが、女性客に鑑賞を勧めようと「怖くないから見に来て」と言ってしまったというが、『ダムネーション』試写会の席では、思わず飛び上がった来場者が何人かいた。怖いかどうかはともかく、驚きがあることは間違いない。
9月14日から公開中の実写映画『バイオハザードV リトビリューション』、10月6日に発売されるゲーム『バイオハザード6』と続く“バイオ祭り”の掉尾を飾るにふさわしい快作の公開は10月27日だ。
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