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日刊サイゾー トップ > 社会  > 作品人気を証明しただけ? 「小6女児監禁男はプリキュア好き」報道は怒るだけムダ?
「オタク叩き」ゆえにコミケも巨大化?

作品人気を証明しただけ? 「小6女児監禁男はプリキュア好き」報道は怒るだけムダ?

 こうなると、オタク=犯罪をくくる記事で「犯人に影響が」と名指しされる作品は、それだけ知名度がある、あるいは、大手マスコミの勝手な報道によって、知らないうちに「炎上マーケティング」に参加させられていると見ることもできるだろう。

 しかし、宮崎勤の事件から数えても20年あまりの間にさまざまな事件が発生しているにもかかわらず、これらを時系列でまとめて記した文献は少ない(マスコミのオタク観をまとめた文献として松谷創一郎氏の「<オタク問題>の四半世紀」(『どこか<問題化>される若者たち』所収 恒星社厚生閣、08年)があるが、失礼だがマイナーな書籍のため、読んでいる人は少ない)。

 正直、今回の「プリキュア」報道からは、“またか”というよりも“懐かしさ”のような感覚すら覚えてしまう。過去を経験している立場からは、Twitterなどで怒りを露わにしている人々よりも、失笑している人のほうが多いのではないかと思うのだ。

 まあ、それだけ「プリキュア」シリーズが、おっきなお友達にも大ウケしていることを、世間は知っているということか。
(文=昼間たかし)

最終更新:2012/09/23 14:00
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