【東京ゲームショウ2012】TGSフォーラム基調講演にみる、ソーシャルゲーム優位の不変
#TGS
バンダイナムコゲームスで6月末からサービスを開始した『ガンダムバトルオペレーション』は、基本無料+アイテム課金ビジネスモデルで、その後2カ月間の累計売上が7億円。7月4日にサービスインしたセガの『ファンタシースターオンライン2』は、その後の2カ月間でユーザーIDが90万IDに達したという。
こうしたコンソールからネットワークへの移行を捉え、市場規模を的確に表した新しい指標がない、その指標を用いて正しい情報発信を行い、日本のゲーム産業は元気だというメッセージを伝え、グローバルな競争に打ち勝ちたいというのがCESAの意向のようだ。
ただ、世界市場における日本製ゲームの地位が低下したのは、技術開発力が相対的に劣化してきたからでもある。的確な情報発信をするだけでなく、質の高いゲームを送り出していかなくてはならないが、その準備はできているのだろうか?
8月30日に開催された『メタルギア』生誕25周年記念イベント「METAL GEAR 25th ANNIVERSARY PARTY」で発表されたデモ『METAL GEAR SOLID GROUND Zeroes』は、海外製ゲームに対抗し、世界に打って出るための武器、FOX ENGINEによるものだった。品質の裏打ちなしに日本製ゲームの復興はない。
件の「METAL GEAR 25th ANNIVERSARY PARTY」で発表されたソーシャル版『METAL GEAR SOLID SOCIAL OPS』に、ヒントがあるかもしれない。
第2部「スマートデバイスがもたらすソーシャルゲームの進化」に登壇したグリーの田中社長は、席上、グリーに供給される『METAL GEAR SOLID SOCIAL OPS』のトレーラーを公開した。
これまで発表された『メタルギア』シリーズのストーリーを追体験できるというこのゲームは、少なくとも外見的には、従来のソーシャルゲームの枠を超えて家庭用ゲーム並みの品質を保っている。
それ以外にも「ストーリー性のあるゲームで、ソーシャル性を維持したもの」が構想されていると田中社長は言う。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事