田原総一朗、茂木健一郎、小林よしのり……暑苦しすぎるオジサンたちのAKB48論争
#アイドル #AKB48
小林の重症ぶりは、中森明夫、宇野常寛、濱野智史というオッサン論客3人を招集し、AKB48を語り尽くした究極のヲタ痛書『AKB48白熱論争』にも顕著。推しメンのひとり・市川美織を指して「彼女は妖精なんだよ」とウットリしたかと思えば、またしても推しメンである大島優子のことを中森が「才能ないわけじゃん」と言うと、「そんなことないもん!」と子どものように反論。
先日の「週刊新潮」(新潮社)9月20日号の“黒い金”疑惑報道(https://www.cyzo.com/2012/09/post_11467.html)に対しても自らのブログで素早く反応し、「AKB48の創設資金が『汚れた金』だとこじつけたいらしいが、こんなに夢のあるシステムを作り上げた資金は、ありがたい資金である」と、ファン以外にはまったくフォローになっていない持論を表明。さらには、保守系週刊誌の代名詞である同誌を、かつての天敵「噂の眞相」(噂の眞相/04年に休刊)になぞらえ「奇形左翼雑誌」と痛烈に批判した。どうやらAKBの批判メディアは、すべて左翼雑誌になるらしい……。
そして、さらにこの“オジサンAKB語り”に、ついに真打ちが登場! 「次期首相」に一番近いとも目される、あの石破茂が参戦したのだ。
石破といえば、キャンディーズの熱烈なファンであることが知られているが、「週刊新潮」9月6日号にて「キャンディーズは手作り感があり良かったが、AKB48は一人で何枚もCDを買うからダメ」とAKB48を批判。防衛庁長官時代には自衛官募集ポスターのモデルにモーニング娘。を起用するなど、“モーヲタ”としても知られているが、もしかすると石破は“アンチAKB48”なのかもしれない。このAKB48批判には小林も「馬鹿丸出しのノスタル爺」「わしには石破茂が軍事プラモに、お金や、貴重な時間を注ぎ込む方が理解できない」とキレまくり。アジア問題が噴出しているこの時期に、推しアイドルで泥仕合を展開……まさしく“日本オワタ”状態だ。
しかし、オジサンが熱く語り始めたということは、ブームも終焉に向かっているという大きな印。このところのAKBは、「週刊新潮」が報じた“黒い金”疑惑に、「週刊文春」による前田敦子の合コン“尻出し”スクープと、ほころびも目立ち始めている。日本の未来を託すAKB48が落日を迎えるそのとき、オジサンたちの心中はいかに――。どうか、「ショックで心筋梗塞」なんてなりませんように!
(文=須田林)
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