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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 「テレコマ戦士」今昔物語
【バック・トゥ・ザ・80'S】Vol.11

「赤いきつね」がロボットに変形!? カップ麺が僕らのご馳走だった時代のヒーロー「テレコマ戦士」!

04terekoma.jpgおもちゃには極意書が付属。遊び方やほかのテレコマ戦士が紹介されている。

 片や、現在カップ麺は大人の主食として堪えられるように大型化したり、より本確的な味を求めてラーメン専門店とタイアップすることで高額商品となる一方。お手軽に子どもがおやつとして食べられる商品ではなくなりつつある。「テレコマ戦士」は、まだカップ麺がジャンクな駄菓子だった時代だからこそ生まれたキャラクターなのだろう。

 昨今のリバイバルブームに乗っかって、ぜひとも復刻してほしいものだが、タカラトミーの広報担当者によると、

「『テレコマ戦士』は他社のデザインやライセンスも関わってくる商品なので、復刻は難しいんです」

とのこと。80年代こども文化をそのままパッケージングした「テレコマ戦士」をこのまま埋もれさせておくのは非常にもったいない気がするのだが、シリーズ復刻のために超えるべきハードルもまた非常に高そうである。

 ところで「テレコマ戦士」という名称だが、おそらくは「テレビコマーシャル戦士」の略称なのだろう。そういえばあの頃は、テレビで新しいお菓子やカップ麺のコマーシャルが流れると、無性にワクワクしていたなあ……。

 静かにたたずむ不格好なロボットたちを眺めながら、ふとそんなことを思ったりもした。
(取材・文=有田シュン)

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