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映画『王様とボク』公開記念インタビュー

「とっとと英語話せるようになって海外に出たいんです」注目の若手女優、二階堂ふみが見据える世界とは

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――この映画は「大人になりたいか、なりたくないか」がテーマのひとつでした。キエも二階堂さんも、子どもと大人の間にいる年齢ですが。

二階堂 あまり役と自分を照らし合わせたりはしないので、共感することはなかったですけど。私は大人になりたくないとも、大人になりたいとも思わないので。子どもには子どもの良さが、大人には大人の良さがあるので、今のうちに楽しんでおこうって感じですね。

――二階堂さんは、大人に対するイメージってありますか?

二階堂 ちゃんと常識を持っている人が大人なんじゃないかな、って思います。人に迷惑をかけないというか。

――となると、世の中には大人ではない人が多い?

二階堂 そうそう。そういう人はね、カスですよ。別に人に迷惑をかけることはあってもいいと思うんです。でもそれを反省しないで何度もやっちゃったり、無差別に人を殺したりする人いるじゃないですか。酔っぱらって人に迷惑かけてばかりの人とか、ああいうだらしない大人には絶対になりたくないなと思いますね。

――『ヒミズ』以降、世界的に注目されるようになりましたが、それを実感することはありますか?

二階堂 そうですね。でもあの後からどんどん、世界が広がっているような気がします。やりたい監督ともできるようになったり、いろんなところで自分を発信できる場が増えたことは、身をもって感じてます。賞自体もとてもうれしいことでしたし。でも、通過点にしかすぎないですね。確かにあそこで何かが変わったと思うけど、それにすがりつくことなく、どんどん進んでいければなと思います。

――でも、あれからお仕事は忙しくなったんじゃないですか?

二階堂 いや、あの後は全然ヒマでしたよ。冬休みもグータラしてて、ヒマ人の極みでしたね。ずっと寝てて、あとは映画を見たり本を読んだりしてました。

――趣味についても聞かせてください。映画がお好きだそうですね。

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