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裏カジノ、振り込め詐欺にクリカラモンモンまで!? AKB48創設者の黒い過去

 だが、3月30日未明に「電話を下さい」というメールが彼から届く。

 彼女は、鹿児島に来たのに知らせてくれなかったのはなぜかと問い質すが、一方的に電話を切られてしまう。

 縁あって好きになった二人なのに、別れ話もしないまま自然消滅みたいなやり方をする彼のことが許せない、と彼女は弁護士を通じて手紙を出す。しかし、彼の対応は不誠実だと感じた彼女は、何度かやり取りの末、今年の5月に彼と対面する。

 だが、高い金を要求するのはおかしいと難じたり、これまで「化粧代」として払っているじゃないかと言い募り、最後に80万円入りの封筒を差し出したそうだ。

「結局、私は都合の良い女だと思われていたんです。お金を出せとも言わないし、表舞台にも出ようともせず、陰で支えてくれるし、他の男に目移りしないくらいに自分に惚れていてくれる……。私自身、女は男の後ろをついていくのが当然だと思っていたんですよ。でも、いまはそのことにあぐらをかいてきた松下さんが許せないんです。今頃になって、“私は貴女をズッと好いていました。惚れていました。愛している”なんてメールを送ってきますが、私の思いに真摯に向き合っているとは到底思えません。どうにか時間稼ぎをして、逃げようとしているのがミエミエです。たかが女一人のために大臣の座を降ろされたらたまったもんじゃないと思っているんでしょうね」

 彼女と会った9日後に、彼は金融・郵政民営化担当大臣に就任する。

 松下は新潮の取材を受けてこう語っている。

「私が彼女を無視するようになったと言っているようですが、それは全く違う。福島に打ち込んでいて、全く外界との関係がなくなってしまい、彼女ともそうなってしまった」

 男女の関係だったことも認め、今でも愛していると話している。これを読む限り誠実な人柄のようである。

 前立腺がんを発症していたそうだが、治療を受けており、命には別状なかったそうだから、病気が自殺の動機ではないようだ。

 政治家の女性スキャンダルですぐに思い出すのは、宇野宗佑、中川秀直、山崎拓であろう。宇野はスキャンダルもあって、あっという間に総理の座から滑り落ちた。

 中でも愛人に衝撃的な告白をされたのは山拓であろう。その上、愛人が外国特派員協会で記者会見まで開いてしまったのだ。将来の首相候補だった山拓は落選し、その後も出馬するが、当選する可能性はほとんどない。だが、私が彼の元愛人に博多でインタビューしたとき、彼女は「まだやる気満々ですよ、あの人」と笑って話していた。

 宇野、中川、山崎は自殺せず、中川衆院議員はいまだに永田町で大きな顔をして生き延びている。彼らと松下金融担当相を分けたのは何だったのか。

 時任の模泰吉弁護士が言っているように、「松下氏の女性の扱い方がヘタだったと言われても仕方ない」ところはある。

 セックスのテクニックやテレホンセックスのことをバラされ、晩節を汚されたと思ったのかもしれないが、「その歳でよう頑張ってはる」という見方もあるのではないか。

 私は、自殺の動機は政治家という職業にあると思う。大野伴睦は「猿は木から落ちても猿だが政治家は選挙に落ちればタダの人だ」といった。

 総選挙は間近であるが、松下が所属する国民新党も苦戦が予想されている。ましてやこのスキャンダルが出ては、当選する見込みはほとんどない。

 中川、山拓には、もう一度永田町に戻るという強い意欲があったが、松下にはそれが弱かった。このスキャンダルが明るみに出てしまうことで、生きる意欲まで失ってしまったのではないか。

 朝日は松下の別の愛人にインタビューしている。二人のことは2003年4月に写真誌「FLASH」で報じられているが、今回の自殺に対して、信じられないとこう疑問を呈している。

「女性問題というのは表のことであって、もっと根深い何かに思い悩んでいたんじゃないでしょうか」

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