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日刊サイゾー トップ > インタビュー  > 海堂尊インタビュー
『ケルベロスの肖像』刊行記念!!

ベストセラー作家・海堂尊に聞く「“チーム・バチスタ”シリーズ、そして日本エンタメ界の未来」

 ちなみに海堂さんは大の音楽ファン。毎回、作品を書く際に聴く“テーマソング”を決めていることでも知られている。

海 今回のテーマソングは、ポルノグラフィティの「EXIT」。執筆中はエンドレスで流していたので、400~500回は聴いているでしょうね。今でもまだ「EXIT」を聴くと手が動きます。音楽はどんなジャンルも好きですが、うまくても下手くそでも、ピンで勝負しているアーティストが好きですね。ひとりで勝負している姿って、やっぱり心を動かされるものですから。アイドルでいうと、最近はやりのグループアイドルよりも、きゃりーぱみゅぱみゅが好き、という感じかな(笑)。

 ユーモラスな掛け合いで人気を博した、田口公平&白鳥圭輔の名コンビ。その活躍は、もう読むことができないのだろうか?

海 そこは堅苦しく考えず、書きたくなったらチャレンジします。こう言うと「完結編詐欺だ」なんて叱られるかもしれませんが(笑)、気長にお待ちください。これから「野性時代」(角川書店)で連載を再開する作品「輝天炎上」は、『ケルベロスの肖像』を別の角度から描いたもの。同じ事件を、もうひとつの当事者の側から描いてゆくつもりです。 クライマックスのシーンなどは『ケルベロスの肖像』と共通しているので、当然田口・白鳥コンビも登場します。そちらも併せて読んでいただけるとうれしいですね。
(取材・文=朝宮運河)

海堂尊(かいどう・たける)
1961年、千葉県生まれ。千葉大学、同大大学院医学系研究科博士課程修了。その後外科医、病理医を経て、現在、独立行政法人放射線医学総合研究所重粒子医科学センターAi情報研究推進室室長。05年に『チーム・バチスタの崩壊』で、『このミステリーがすごい!』大賞を受賞。その後、数々のミステリー小説を発表すると共に、『死因不明社会ーAiが拓く新しい医療』(講談社)で08年度科学ジャーナリスト賞を受賞するなど、幅広く活躍中。

最終更新:2012/09/26 00:30
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