カフェインもタウリンも効果なし? ユンケルは飲むだけ無駄!?
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カフェインもタウリンも効果なし? ユンケルは飲むだけ無駄!? – Business Journal(9月13日)
オイーッス! みっなさーん 生きてますかーっ!? 不景気に負けて血反吐、吐いてませんかーっ?
と、いうわけで今回は暑い時期に飲んでしまう人も多い、健康ドリンクについてちょいとばかり裏側をお話させていただこうかと。
あ、念のために言っておくと、健康ドリンク大好きな人、アレが無いと死んでしまうという人は読まないほうがいいですよ。知らなければ良かったのに……と苦情を言われても困りますので、あしからず。
知っているようで知らない健康ドリンクの実態
そもそも健康ドリンクってなんでしょう? 実は明確な定義はありません。栄養ドリンク、健康ドリンクなどと名前が付いていますが、ほとんどが法的な意味ではただのソフトドリンク(清涼飲料水)、または酒類に該当します。
ユンケルとかゼナとか薬局の冷蔵コーナーでドヤ顔パッケージで並んでいるものから、レッドブルやオロナミンCのようなほとんどソフトドリンクのようなものまでさまざまです。
そんな健康ドリンクを選ぶ前に、何が入っていて何が効くのか知っておきましょう。
健康ドリンクの成分はざっとこんなところです
・タウリンやビタミンなどの健康補助成分
・高い健康ドリンクには様々な生薬の抽出エキス
・アルコール
・液糖(ガムシロップ)
・カフェイン
・添加物(香料、増粘多糖類や色素、安定剤諸々)
・水
前提として、薬局で販売される一般的な生薬に即効性のあるものはまずありません。また、漢方薬に即効性など期待する方が根本的に間違っています。漢方薬はあくまでゆっくりとした効き目のあるものです。
中にはある程度の即効性があるものもありますが、それらの生薬はほとんどが医薬品として認定されています。故にソフトドリンクやら酒などの「食品」には入れることができません。(※厳密にいうと漢方には食品に入るものも医薬品であるものも存在します。また最近は、第2類医薬品に該当する健康ドリンクも存在しますが、一部漢方成分に準拠しただけで効果は今ひとつ、となっております)
ですので、健康ドリンクに含まれる生薬は即効性があるわけがないのです。というか真に疲労回復効果なんてすごい効き目のある生薬があったら各社が競うように使うわけですが……。売りの成分が各社バラバラということはどういうことか……お察しください(笑)。
では、タウリンなどの栄養素が効くのでしょうか? こちらもありえません。そもそもタウリンで元気になるならスルメでも食べていればいいのです。スルメ食ってるオッサンが健康そのものならそれでいいのですが、残念ながら気のせいレベルです。ビタミン類も相当欠乏症を起こしていなければ即効性はありません。
そうすると残るはアルコール、カフェイン、液糖……ですが、これらに霊験あらたかな効能があるとも思えない。
今まで高いお金を出して健康ドリンクを買って満足していた人には申し訳ないのですが、どこにでもあるアルコール、カフェイン、液糖、この3つこそが元気の源です。
メカニズムは簡単。まず、アルコールもカフェインも単体ではそれほど効果はありません。しかしアルコールの血管拡張+体温上昇、カフェインの精神賦活作用+心拍数増加、液糖による血糖値の上昇。この3つが同時に起こると、ストレスで疲れが廻っている体は末梢の血流が鈍っているので、アルコールで血の巡りがよくなり、脳の血流もよくなりカフェインの効き目も高まります、さらにペットボトル症候群(急性の糖尿病)でおなじみの液糖は血糖値をグンと上げるので疲れた体には染み渡るような効果があります。
ちなみに添加物は増粘多糖類(キサンタンガム、グアーガムやペクチンなど)は品質の安定剤だけではなく、片栗粉よろしく液体にトロみを持たせ、色は生薬の抽出液の薄さがバレてしまうのでカラメル色素や天然色素で見た目をよりクスリっぽくすることでプラセボ効果を高めています。……◯◯のタネあかしをしてしまうと意味ないわけですが。
これって要するに気の抜けた少量のビールにガムシロップをダバーっと、インスタントコーヒーを大さじ2杯入れたものと健康ドリンクは同じ効果を持ちます。
ヘルドクターが選ぶ、本当に効く健康ドリンク
さてと、困りました。栄養ドリンクの正しい選び方を紹介する記事で、全商品が不要という画期的なことになっているのですが、それでも「栄養ドリンク」や「元気を出す」という意味では、いくつか面白い商品が出てきているので紹介しましょう。
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