「もう言い訳できない……」いよいよ“本当の1ケタ”に突入したNHK大河『平清盛』の暗い見通し
#ドラマ #大河ドラマ #平清盛
26日放送のNHK大河ドラマ『平清盛』の平均視聴率が、2度目の1ケタ台となる9.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことがわかった。同ドラマの視聴率はロンドン五輪開催中の5日の放送で過去最低の7.8%を記録したが、今回は五輪が閉幕しており、言い訳ができない状況での視聴率1ケタ台。いってみれば、これが真の実力、“本当の1ケタ”である。
「五輪閉幕後初の放送となった前回が10%台だったので、関係者もホッと胸をなで下ろしていましたが、ついに出たという感じですね。まあ、今回は裏番組の日本テレビ系『24時間テレビ』に視聴率を食われたから仕方ない、という声もあるのですが、昨年の大河は2ケタ台だったわけですから、そんな言い訳は通用しません」(テレビ情報誌編集者)
あの手この手のテコ入れ策を講じてきたが、もはや視聴率が下げ止まらないといった体である。“禁断の1ケタ台”を2度も記録した今、このまま“1ケタ街道”をひた走ることになるのだろうか?
「その可能性は高いですよね。今回は、ここ最近の大河とは違った硬派路線を目指したという触れ込みでしたが、結局『画面が汚い』『ひとりよがりな内容で、面白みに欠ける』という批判が相次いだだけでした。それに硬派路線という割には、主演の松山ケンイチをはじめ、キャストも若者におもねった陣容じゃないですか。これじゃ民放のドラマと変わりはありません。一見、NHKらしからぬ冒険を試みているようですが、実際は民放ドラマをなぞったような安易なドラマ作り。そこらへんを視聴者に見透かされているのではないでしょうか。だから、視聴率が一向に上向かない。NHKには、もはや大河ドラマを作る能力がないのでは」(同)
『平清盛』には1話8,000万円、トータルで40億円もの巨額の制作費がかけられているという。無論、国民の受信料である。今後もさまざまなテコ入れ策を講じて、視聴率の下げ止まりを食い止めたいところだが、現状を見る限りでは見通しは暗い。
五輪も閉幕し、24時間テレビも終わった今、次は何を視聴率低迷の言い訳にするのだろうか?
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