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日刊サイゾー トップ > その他  > 村上春樹批判!DQNネームダメ?
ノーベル賞物理学者や明治の文豪もDQNネームをつけてた?

宇多田ヒカルに村上春樹も! なぜDQNネームが批判される?

 こうしてみてくると、DQNネームを教養の欠如や社会階層の低さと関係づける批判がまったく的外れであることもよくわかるだろう。実際、最近だってヤンキー家庭だけがDQNネームをつけているわけではない。芥川賞作家の島田雅彦の息子は弥勒(みろく)だし、東大卒の高田万由子と東京藝大中退の葉加瀬太郎の子女は、向日葵(ひまり)。内田春菊は、在波(アルファ)、紅多(ベータ)、紅甘(ガンマ)、出誕(デルタ)と、4兄弟の名前をギリシア語アルファベットで統一する徹底ぶりだ。また、元高知新聞の元論説委員長を父にもつ京大卒の書評家・大森望の本名は、未来(みくる)。DQNどころか二次元萌えネームの先取りである。

 しかも、誰がDQNネームをつけているかという以前に、重要なのは、名前が時代によって簡単に変遷していくものであるという事実だ。昭和初期に一般的だった千代、ハル、キヨ、君枝、和子、節子なんていう名前は今では完全に絶滅しているし、逆に3、40年前なら「芸能人じゃあるまいし」と変わり者扱いされていた美羽、杏、真理、里奈、翔、海斗なんていう名前が、現在、命名ランキングで堂々と上位につけている。

 だから、DQNネームを「いじめられる」「年をとったら大変」などと心配することもほとんど意味がない。すでに、心愛(ココア)なんていうDQNギリギリの名前が2011年の命名ランキング8位に入っているのだ。このままおたく文化が進み、彼らが親になれば、アニメのような名前がもっと増えて、日本人はDQNネームだらけになるだろう。

 みんながDQNネームなら恥ずかしがる必要なんてないし、いじめられることもない。年をとっても何の問題もない。老人ホームでみんなが「瑠美衣(るびい)ちゃん」「琉絆空(るきあ)くん」と呼び合う。そんな時代がくるだけだ。

 まあ、DQNネームは画数が多いから、老眼にはかなりこたえると思うけれど……。

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最終更新:2012/08/27 14:00
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