あの海老蔵事件の“元暴走族リーダー”が明かす『不良録~関東連合元リーダーの告白』
(双葉社)
知る人ぞ知る関東連合元リーダーの石元太一が自叙伝を発売した。タイトルは『不良録~関東連合元リーダーの告白』(双葉社)。
石本は約2年ほど前、日本中を騒然とさせた歌舞伎俳優の市川海老蔵事件で、ケンカの相手方となった人物。同事件をきっかけに、海老蔵に暴力を振るい逮捕された後輩の伊藤リオン(すでに服役し、出所)と共に、“日本で最も有名な不良”となった。
その石元の『不良録』は、自身の生い立ちや関東連合時代の活動歴に始まり、海老蔵事件の真相から、交際が噂された元グラビアアイドル・上原美優の死、芸能界とクスリの実像までを明かしたという触れ込み。「海老蔵サイドから、和解金など一切もらっていない」と語ったり、上原と一緒に温泉旅行に行ったエピソードなども綴られている。
「このほか、本の中には石元氏が有名な会社社長や個性派俳優と大ゲンカした話や、以前から噂された六本木や西麻布に存在すると言われた大物女性タレント、有名モデルが大物財界人と知り合う“秘密サロン”の実態が初めて書かれているという話が出版前から業界内には流れていました。そのため、モデルや女性タレントたちを抱える芸能プロダクション関係者は、自分のところの女の子の名前が書かれているのではないかと、みんなヒヤヒヤで買いに走っていると言います」(中堅グラビア事務所幹部)
ただし、現在は俳優業もこなし、芸能界に身を置く石元だけあって、実際は過激な暴露本という内容ではない。だが、若手芸能人たちが石本氏ら元関東連合メンバーの名前を語り、「オレたちのケツモチは関東連合だ!」と語ることに対しては、「関東連合の名前を箔づけに利用するのはやめておいたほうがいいだろう」と怒りを露わにするなど、刺激的な一節もある。
「服役中の押尾学もそうだったと噂されていますが、最近、『自分の後ろには関東連合がいる!』といって威勢を張る、芸能人がかなり多いんですよ。S、H、Tなどの有名俳優や男性アイドルたちがそうです。こうした連中に対して、自分たちの名前を勝手に使うなと、石元は警告を発しているんです」(ダンスクラブ関係者)
暴力団排除条例が全国で施行され、裏社会と芸能界のつながりに注目が集まる中、同条例の対象組織ではないものの、芸能界と暴力団をつなぐパイプ役として関東連合の存在が囁かれることもあったが、石元は、本書でこうしたグレーな噂を否定している。
「このタイミングで本を書いたのは、ネット上で、関東連合に関するガセ情報があたかも真実のように書かれていることがあまりに多いことに対し、このまま放置しておくわけにはいかないと考えたからのようです」(出版関係者)
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