‟謎の美女”YURI見納めで名物編集長も涙! 今週のポスト・グラビアページは永久保存版
#元木昌彦
ポストも最初はダメモトぐらいの軽いノリで取材を始めたらしい。
まずは紀子の自宅マンションを張り込んだ。すると8月某日夜10時頃、マンションのインターフォンを鳴らす若い男が現れたのだ。軽くウェーブがかかった黒髪に黒縁メガネ、165センチ前後の身長、流行の7分丈のパンツ。情報通りにあの綾部が現れたのである。
母子以上年の離れたカップルの恋は燃え上がっているのか? ポストは早速、紀子に直撃する。
記者に綾部と親しく付き合っているかと聞かれ、
「え? ウソよ。あの方とは一度番組で共演しただけですよ。親密なんてウソよ、ウソ」
と否定したが、食事したことはあるのかと聞かれて、
「食事? どこで? 外で? したことありませんよ。第一、私もあの方も飲めないじゃないですか」
と答え、食事したことがないのになぜ飲めないことを知っているのかと突っ込まれ、ドギマギする。自宅に招いたことがあるのではないかと聞かれ、「そんなことはありえません」と答えたが、綾部がマンションの前にいる写真を見せられるとシドロモドロになり、
「他のお家に行かれたんじゃないかしら……」
綾部はあなたのタイプかと聞かれて、
「ちょっと待ってくださいよ。困りますよぉ。ウフ、ウフフフ。私じゃなくて、綾部さんがなんて言ってるか聞いてみて。ウフフ」
女はいくつになっても女。なんとも初々しい受け答えである。
今度は綾部に直撃。こちらは真剣さがうかがえる返答である。
「僕はこれまで何度も40代、50代の方とお話ししたり食事に行ってきたりしました。その中でも彼女だけは特別です。綺麗すぎる。美しすぎる。僕は大の熟女好きで、それをテレビなどでも公言しています。だけど、熟女好きじゃない男が見たって、彼女のことは綺麗だと思うでしょ。実年齢を聞いてもまったく信じられない。僕があの人と会うのは、ビジネスのためとか、ネタ作りのためとか、まったくそんなんじゃないんです! 彼女からは“私のこと好きだなんて、ネタでいってるんでしょ?”って聞かれることもある。でも、そんなわけないじゃないですか!」
紀子とは遊びじゃないかと聞かれ、
「遊びっていうのも、遊びじゃないっていうのもおかしいでしょ(笑い)。いや、本当に仲良くさせてもらってるだけで、それが若いお笑い芸人と遊んでて何なんだ、となっちゃうと申し訳ないと思うけど」
歯切れは悪いが、年上の恋人を気遣い続けたとポストは結んでいる。この恋が実を結べば芸能界初の「逆年の差婚・金メダル」になることは間違いない。
(文=元木昌彦)
●元木昌彦(もとき・まさひこ)
1945年11月生まれ。早稲田大学商学部卒業後、講談社入社。90年より「FRIDAY」編集長、92年から97年まで「週刊現代」編集長。99年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長を経て、06年講談社退社。07年2月から08年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(2006年8月28日創刊)で、編集長、代表取締役社長を務める。現「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催、編集プロデュースの他に、上智大学、法政大学、大正大学、明治学院大学などで教鞭を執る。
【著書】
編著「編集者の学校」(編著/講談社/01年)、「日本のルールはすべて編集の現場に詰まっていた」(夏目書房/03年)、「週刊誌編集長」(展望社/06年)、「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社/08年)、「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス/08年)、「競馬必勝放浪記」(祥伝社/09年)、「新版・編集者の学校」(講談社/09年)「週刊誌は死なず」(朝日新聞社/09年)ほか
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