有名女子高では4割!?医学部志望女子急増の意外なワケ
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確かに、堀北真希さん主演のこのテレビドラマは、展開が速く、視聴率も7月に入ると23%まで上がっており、朝ドラとしては近年にない人気だ。しかし放映している時間帯は、高校生や受験生が学校や予備校に行っているころだ。本当だろうか?
「ないとは言えませんよ。それに、話としてはとても面白い。けれどもわれわれの調査では、その関係は証明できませんね」と、先の予備校関係者は苦笑する。医療ジャーナリストも、「噂として聞いたことがありますが、確証はありません。ただ、ヨーロッパ各国で医学部生の6~7割が女性、アメリカでも5割を超えている。梅ちゃん人気かどうかわかりませんが、今後とも女性の医学部進学が増えるのは間違いないでしょう」
それはともかく、一言付け加えておきたいのは、梅ちゃんには医者になる動機がしっかりあった。そして地域の人たちに役立ちたいと考え、開業医となった。しかし、受験勉強に終始し、ただ成績がいいから、将来が安泰だからと医者の道を選ぶというのはどうなのかと思う。もちろん男女を問わずの問題だが。
医者志望の子どもを持つ、有名受験校の父母のあいだで交わされるネットでの対話などを見ると、こういう人たちの子どもにだけは診察してほしくないと思うほど、厚顔かつ傲慢極まりないものだから。巨額の国費補助を受けておきながら、勝手気ままに医業を途中で放棄されたのではたまらないということもある。
(文=清丸恵三郎)
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