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かわいさはパンダに負けず劣らず!? “ブサかわ”生物大集合『生きもののヘンな顔』

51maYTLBUrL._SL500_AA300_.jpg『生きもののヘンな顔』(幻冬舎)

 昨年3月に2頭のジャイアントパンダが上野動物園に来て以来、日本中がパンダフィーバーに包まれている。7月にはその1頭「シンシン」の赤ちゃんが誕生したものの、わずか6日後に肺炎で死んでしまうという悲しい事件があったが、今月10日には和歌山県白浜町の「アドベンチャーワールド」で新たに赤ちゃんパンダが誕生。また、ジャニーズ事務所が東日本大震災復興支援プロジェクトの一環として、仙台市・八木山動物公園へのパンダ招致を計画しているなど、何かと世間の話題を集めるパンダ。その獰猛な生態とはかけ離れた、タレ目でおっとりとした雰囲気が人気を支えているようだが、世の中にはパンダに負けず劣らず、個性的な表情をもった愛すべき生きものたちがたくさんいる。

 『生きもののヘンな顔』(監修/小宮輝之、構成・文/ネイチャー・プロ編集室、幻冬舎刊)は、哺乳類から昆虫まで、さまざまな生きものの面白い表情を横断的に紹介するビジュアルブックだ。生きものの種類別ではなく、表情や色・形、体のパーツごとに章立てされたユニークな構成となっている。

5ikimono.jpgアルパカ(『生きもののヘンな顔』より)

 たとえば、メスに求愛するために鼻の穴やのど袋を赤く膨らますズキンアザラシやオオグンカンドリ、大きな口を開けてあくびをするアルパカやダチョウなど、普段はなかなかお目にかかれない、生きものたちのかわいらしい表情が並ぶ。かと思えば、真っ赤な顔にハゲ頭がトレードマークのアカウアカリや、おでこが突き出したコブダイ、ほとんど毛のないからだにゴマつぶのような目と長い歯を携えたハダカデバネズミなど、コミカルでちょっとグロテスクな、“ブサかわ”系生きものも登場。

31ikimono.jpgコブダイ

 威嚇という行為ひとつをとってみても、その形はそれぞれ。ライオンのように牙をむき出しにしてうなり声を上げる“ザ・威嚇”もあれば、一見大喜びしているようにしか見えないスパイクヘッドキリギリスや、大きな口を開け真っ赤な舌を見せるマダガスカルヘラオヤモリなど、実にユニークだ。

49ikimono.jpgマンドリル
65ikimono.jpgジャクソンカメレオン

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