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ダマされないための「儲けのカラクリ」 第8回

今さらですがやっぱりFacebook使うのって危なくない?

 サイゾー新ニュースサイト「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けしちゃいます!

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今さらですがやっぱりFacebook使うのって危なくない? – Business Journal(8月10日)

「Facebook」より

さまざまなテレビ番組や雑誌などでもお馴染みの購買/調達コンサルタント・坂口孝則。いま、大手中小問わず企業から引く手あまたのコスト削減のプロが、アイドル、牛丼から最新の企業動向まで、硬軟問わずあの「儲けのカラクリ」を暴露! そこにはある共通点が見えてくる!?

秘密暴露ゲーム

 以前、アメリカ人と話していた時、「Myspaceによって将来の大統領選は成立しなくなる」と言っていた。3年前のことだ。Myspaceとは、アメリカで当時大流行していたSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)だった。

 なぜ大統領選が成立しなくなるのか? 

「誰だって若いころはクスリでラリったりとか、女性と関係をもったことを自慢げに語るだろ。多かれ少なかれ、若気の至りってのはある。これまでは、誰も他者の過去はわからなかった。だけど、これからは自分の過去がしっかりとサーバーに記録されているんだ!」。そう、しかも本人の自発的な書き込みによって。

 対立候補のネガティブキャンペーンをやろうと思えば、どんな候補者だってすぐに過去の悪行を暴くことができる。どんな品性高潔な人物だって、20年をさかのぼれば、浮気・暴行・賭博・クスリ・暴言・品性下劣などの行動が一つや二つは出てくるだろう。そんなことが暴かれ続ければ、アメリカ国民は誰に投票すべきかわからないという。「だから大統領選は崩壊する」と。彼の予想が正しいかどうかは、現在の高校生・大学生が大統領候補になっている20年後にわかるだろう。

20年後に自分の書き込みが読まれても大丈夫?

 ところでこの記事の読者は、自身のSNSへの書き込みが、20年後に読まれたとして品位を保てるだろうか? 読者が20年後に部長か取締役になっていたとして、新入社員から「部長も若いころは、お局(おつぼね)のアケミさんと懇ろだったんですね」と笑われてしまっては、威厳も貫禄も消滅するに違いない。

 そして私がアメリカの友人から話を聞いた3年後、今ではFacebookで猫も杓子もこぞって自らのプライバシーをさらすようになった。Facebookよりもmixiの優位性が続くだろう、といわれていた頃が懐かしいくらい、日本人もFacebookで自分自身の情報を投稿し続けている。

Facebookと税務当局

 とりあえず、私はFacebookの株価がどうなるとか、マーク・ザッカーバーグの資産がいくらだとか、Facebook広告の投資対効果がどうだとか、セキュリティの脆弱性があるとか、それらについて興味はない。もちろん、Facebookのセキュリティに問題があると困るけれど、フリー(無料)である以上はFacebookを責め続けるわけにもいかず、諦観のうえで使用する必要はあるだろう。

 それよりも私の興味関心は、Facebookがいかに税務当局から使用されるかにある。私が見ていて、あまりに「危なっかしい」Facebookユーザーがいる。会社の役員クラスであるにもかかわらず、私生活を公開しすぎなのだ。例えば、外車で遊びまわる写真をアップロードしている。レストランでの豪奢なそぶりを、笑顔とともに公開している。

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