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「震災のおかげで、『いわきアリオスはこうあらねばならない』という固定概念は、さらに取り払われた。いわきアリオスの未来の台本は、このまちに住む人たちが、日々、少しずつ描き足していくのだ。
大震災から1年の経験は、いわきアリオスのこれからに、確かなビジョンを与えてくれた」(本書より)
今年7月にいわきの街を訪れると、あたかも平静を取り戻しているように感じた。しかし、夏休みの子どもたちが外で遊ぶ姿は見られず、ところどころ地震によって歪んだアスファルトがそのままになっている。建物だけではなく、そこに住む人々の心が復興を遂げるためには、まだまだ多くの時間がかかることだろう。その中で、200万人目の来館者に被災者を迎えたアリオスが果たす役割は大きいはずだ。
(文=萩原雄太[かもめマシーン])