『平清盛』7.8%『ボーイズ・オン・ザ・ラン』3.9%……ロンドン五輪にドラマが殺される!?
#テレビ #NHK #平清盛 #ロンドン五輪
5日に放送されたNHK大河ドラマ『平清盛』第31回の平均視聴率が、7.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だったことがわかった。これは、NHKが記録を集計し始めた1989年以来最低の視聴率で、大河ドラマの視聴率が10%を切って“ひとケタ”となったのも今回が初めてとなる。
第30回までの平均視聴率も13.3%と伸び悩み、“史上最低大河”となることがほぼ確実視されている『平清盛』。“ひとケタ”突入も時間の問題とされていたが、今回はさらにロンドン五輪の女子マラソンが裏で放送されるという不運も重なり、一気に7%台まで落ち込んだ。
「五輪の影響は、やはり大きいと思いますよ。『平清盛』のほかにも、五輪が始まってからというもの、各局ドラマの視聴率は軒並み下がっています。しばらくは我慢するしかないですね」(ドラマ制作会社関係者)
記録をあらためると、確かに『平清盛』だけが視聴率を下げているわけではない。関ジャニ∞の丸山隆平が主演を務める『ボーイズ・オン・ザ・ラン』(テレビ朝日系)は8月3日の放送で3.9%と前週の7.3%から半減しており、向井理の『サマーレスキュー』(TBS系)も8月5日放送分で前週比マイナス3.3%の6.8%と“ひとケタ”落ち。菜々緒とKAT-TUN中丸雄一が共演する『主に泣いてます』(フジテレビ系)は7月28日放送分で2.2%と、それまでの平均6.6%から3分の1まで視聴者を減らしてしまった。『浪花少年探偵団』(TBS系)、『リッチマン、プアウーマン』『息もできない夏』『GTO』(いずれもフジテレビ系)など、いずれも五輪開幕後にクール最低視聴率を記録している。
「視聴率の低下は、単純に裏に五輪がかぶったというケースもありますし、五輪の結果次第で放送時間が流動的になったりという場合もある。いずれにしろ、五輪期間はドラマにとって試練のときです。このまま五輪に殺されるということはないと願いたいですが……」(同)
ロンドン五輪が国民的盛り上がりを見せる中、ドラマの制作局からは悲鳴が上がっているようだ。ただし、2008年のNHK大河ドラマ『篤姫』の場合、北京五輪期間中の平均視聴率は年間平均の24.4%を上回っている。
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