【Negicco】マイペースで前進する“ロコドルの星”3人の現在地とは?
#アイドル #インタビュー
──なんというか、みなさん、芸能界慣れした人たちとは雰囲気が違いますよね。
Nao☆ 「前に出ていこう」という気持ちは、Negiccoにもあるはあるんですけど……。あまりそういうのが好きじゃなくて。
Megu がっつく感じがね。
Nao☆ そう。あんまり「イエー!」みたいなこともしないので。
Megu 奥ゆかしい感じなんですよ。
Kaede 芸能界に向いてない(笑)。
Nao☆ 向いてない、向いてない(笑)。
──今はおしゃれでかっこよくもかわいくもなっているし、年々、自分たちらしさを残しつつ自然に変化していますが、「ネギ」を残すかどうかは慎重に考えなければならなかったことだと思うんですよね。「ネギ」を大事にし続けた、その心は?
Nao☆ そうですね、いっぱいアイドルさんが出てきて、ご当地アイドルなんて数えるくらいしかいなかったのに、それこそ今では数えられないくらいになっていて。でも、そういうところに入っても埋もれないのは、Negiccoという名前だからだったりもしますし。一回「変える」という話も出たんですけど、そのときに地元で知名度が上がってきたんですね。だからなおさら変えようか、という話になったんですけど、でも、いざとなったらみんなで考えたなかにいい名前がなくて。やっぱりNegiccoって、あっという間に頭に残る名前だし、インパクトがあるし。ほかの色と被らないというところで、この名前でずっと行こうって。
その頃は自分たちでNegiccoという名前に違和感がなくて、嫌だなと思うこともなかったんですけど、(活動を始めた)当初はすごくあって。きっと初めてNegiccoの名前を聞いた人は「なんだそれ?」って思うんだろうなって、気にしていました。
イロモノ扱いもされていますし。音楽番組でもネギを紹介するためだけに出たりとか。でも、いい曲をいっぱい歌っているから、「Negiccoというアーティスト」に見てもらえるNegiccoになっていきたいと思います。
Megu Negiccoという名前だけでイロモノ扱いされる方も本当に多くて。テレビでも、ネギがメインで、こういうアイドルがいるんです、って紹介してもらうことがあるんですけど、わたしたちはライヴだったり、音楽性をもっと見てもらいたいんですよ。
でもNegiccoという名前で得したこともあるんです。最初に観た人が、ライヴですごいインパクトを受けるんですね。本格的なライヴをやっているし、いい曲も歌っていますから、名前だけでライヴを観に来た人が、いざその場で見ると「何これ、すごいじゃんNegicco!」と言ってくれる。その振り幅がすごいんです。それがおいしいのかな、って思い始めて。ちょっとバカにしていたけど、ライヴを見たらすごいじゃん、と。だから一度ライヴを観てもらいたいし、本当に音楽を聴いてもらいたいです。
Kaede やっぱり、小中学生だった頃は、周りもちっちゃな子どもですし、「なんだよ、Negiccoって」みたいにいろいろ言われたんですよ。でも、Negiccoだからできることがあるとわかることもあって。
今わたしたち、ペンライト(サイリウム)を使っているんです。「ネギライト」って言うんですけど。ペンライトはまっすぐな形をしているじゃないですか。ネギもまっすぐだから、上を緑にして、下を白くしたペンライト(ネギライト)を作っていただいたんです。そういうのってNegicco特有のものだと思うので。それだけで、ネギを大事にしていけたらいいな、という気持ちになります。
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