野村社員「部下は監禁・罵倒し、顧客に損さてもノルマは死守」
#Business Journal
残りのC採用は、「Connection」のCで、何らかのコネのため、人事が採用したといわれる人たちだ。
社畜養成新人研修
「どの採用であっても、入社してから高輪研修センターで2週間ほど行われる新人研修は、いわば自分が“社畜”であることを自覚させる『洗脳教育』の時間。徹底的に“ノムライズム”を叩き込まれる。この段階で音を上げて、会社に見切りをつけようと考えるのは、意外にも高学歴で“頭で仕事”することを期待された人たち。この人たちは、別に野村でなくても、ほかにいくらでも仕事がありますから」(A氏)
この研修は本社の人材開発部が行うのだが、概ね、
(1)自分の意見を主張する者
(2)動作、行動のトロくさい者
(3)高学歴の者
は、指導役の社員から目の敵にされるという。
「上が言ったことには絶対服従、首から下でのご奉公をする人間が可愛がられる。どうしても体育会出身者が幅を利かす。誰がどう見ても指導役の社員が悪いことでも、それに服従しなければならない。もし反論などしたら、始末書を書かされて、長時間“詰め”られる」(A氏)
ノムラ伝統の“詰め”文化
この“詰め”るとは、研修なら指導役社員が研修生に、本社や支店などの第一線の現場では上司が部下に、長時間にわたって叱り、人格を否定するほどに罵倒を続けるという意味で用いられる、野村社員なら誰でも知っている言葉だ。
また詰められる理由は、その多くが、まさに“言い掛かり”といえるようなものばかりである。
「朝の挨拶で声が小さかった。字が汚い。なんらかの事情で集合に1分間遅れた……という社員は、指導役や上司の社員に狭い部屋に呼び出されて、延々始末書を書かされるとともに、
『月給ドロボー!』
『今のお前は、ノムラで最も価値のない人間だ!』
『お前はいい加減な人間だが、親もそうなのだろう!』
等罵倒され、思い出すだけでつらい」(A氏)
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