あの震災はアメリカの陰謀だった……!? 世界の裏の顔を知りたいあなたへ送る『都市伝説4』
あの未曾有の大震災から1年以上経ったが、「●年以内に首都圏直下型の地震がおきる可能性がある」というニュースはたびたび耳にする。「●年」の部分は曖昧で、いつ地震が来てもおかしくないと断言する専門家さえいるくらいだ。
それでも私達の脳みそはいたって平和にできていて、震災を過去のものとし、その恐怖を忘れて過ごしている人も多いのが現実だろう。震災直後は「震災に備えて防災グッズを買おう」と思ったり、「被災地のために支援をしよう」と思っていても、1年も過ぎれば頭の隅へ追いやられているものだ。もちろん、日々の生活を精一杯生きていれば当たり前なのだが……。
そんな私達の“平和ボケ”した脳みそに警鐘を鳴らすのが『関暁夫の都市伝説4』。そもそも、何故大震災は起きたのか、原発事故は発生したのか……? 私達が“天災”だと思い、深くは考えていなかったその疑問に本著はメスを入れる。あの地震は「実は人工的に引き起こされたのではないか」と。
それだけ聞くと「そんなこと可能なの?」「一体何のために?」という疑問がわき上がってくるが、その根拠を読んでいくと背筋がゾクっとする。決して手放しで信じられるわけではないが、なぜか「本当なのかも」と思わせる説得力を持つ、それが都市伝説の奇妙なパワーなのだ。
他にも、東京スカイツリーはなぜ業平橋に建設されたのか、そして333メートルの東京タワーとは違い、634メートルという中途半端な数字に込められた意味や、金の価格がここ数年上昇している理由、スターバックスのロゴに隠された真意など、普段あまり気にかけてはいなかったはずなのに、読み進めるうちにどんどん好奇心が膨らんでいくから不思議である。著者であるスティーブン・セキルバーグこと、Mr.都市伝説・関暁夫はテレビでも都市伝説をよく語っているが、この本に書かれていることは危険過ぎて、おそらくマスメディア上では語れないだろう。
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