
『ムカデ人間2』世界に繋げよう、ムカデ人間の輪! 谷ナオミを崇拝する怪優さん登場です
#映画 #インタビュー
■怪優の目下の夢は、熊本を訪問すること
──ローレンスさん自身についてお聞きします。英国BCCの児童向け番組で“リトルグリーンマン”というキャラクターを演じていたそうですね。これは一体どんなキャラだったの?
ローレンス 土曜日の午前中に放映されていた『パラレル9』って子ども向けのバラエティー番組で、アメリカのアニメを紹介したり、ミュージックビデオを紹介したり、コメディドラマを見せたりしていたんだ。その中の1コーナーで、ボクはリトルグリーンマンって異星人役でショートドラマをやっていたんだ。その番組の放送作家の中から、後に犯罪ドラマで有名になった脚本家も育ったり、いろんな才能が飛び出した番組だったんだ。『パラレル9』を見ていた子どもたちも、もう『ムカデ人間』を観ても大丈夫な年齢になっているんじゃないかな。中には『パラレル9』と『ムカデ人間2』の両方を観て、ボクのファンになってくれる子もいるかもしれないね(笑)。

されていた子ども番組『パラレ
ル9』の人気キャラ・リトル
グリーンマン。かなり痩せて
ましたね。
──ローレンスさんは『蛇と花』(74)の谷ナオミさんの大ファンだそうですね。今の日本のポップカルチャーシーンはAKB48という若い女性アイドルたちが席巻しているんですが、ローレンスさん的にはやっぱり谷ナオミさんが推しメンですか?
ローレンス (日本語で)アキハバラ四十八よりも、ボクはキノコホテルのほうがダイスキです。(英語に戻って)ティーンのガチャガチャした音楽は、あまり興味がないんだ。大人の女性のほうが好き。やっぱり、谷ナオミさんが出ているアートフィルムが大好き。それに梶芽衣子さんも好きです。
──谷ナオミさんは映画界から引退してますけど、熊本でクラブを経営しているそうですよ。行ってみたい?
ローレンス イエス! 実は友人が熊本に住んでいて、ボクが日本に行くことができれば、一緒に谷ナオミさんのお店に行こうと約束しているんです。あと、谷ナオミさんはピンク映画を販売しているお店も持っているそうなので、そちらにもぜひ行ってみたい。日本に行きたいデ~ス!
──谷さんのクラブでは、希望者はムチでぶってくれるみたいですよ。
ローレンス オー、それはいいなぁ。ボク自身はいろんな体験をしてみたいと考えているから、谷ナオミさんとならマゾ体験もいいかもね(笑)。
──では、最後に日本の『ムカデ人間』ファンにメッセージを。
ローレンス OK! じゃあ、最後に日本語で1曲歌うよ。「ゲッゲッゲゲゲのゲ~。朝は寝床でグ~グ~グ~。楽しいな楽しいな。オバケにゃ学校も試験もなんいもない。ゲッゲッゲゲゲのゲ~♪」
(取材・構成=長野辰次)
『ムカデ人間2』
監督・脚本/トム・シックス 出演/アシュリン・イェニー、ローレンス・R・ハーヴェィ、マディ・ブラック、ドミニク・ボレリ
R18 配給/トランスフォーマー 7月14日(土)より新宿武蔵野館にてレイトショー公開ほか全国順次公開 <http://mukade-ningen.com/mukade2>
(c)2011 SIX ENTERTAINMENT
●ローレンス・R・ハーヴェイ
1968年英国生まれ。ウェールズのカーディフでパフォーマンス集団「シアター・オブ・ミステイクス」のアンソニー・ハウエルに師事し、パフォーマンスアートを学ぶ。アート&パフォーマンス理論で修士号を取得。80年代後半からパフォーマンスアートを中心に活動をスタート。90年代は児童向け番組『Parallel9』『Knight School』などに出演し、子どもたちの人気者に。『ムカデ人間2』(11)で長編映画デビュー。親日家で、70年代の歌謡曲やピンク映画を愛し、日本語の勉強もしている。キノコホテルのライブを観ることと谷ナオミに会うことが夢。
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