ジャニーズ勢が上位独占! 波乱の春ドラマ総決算
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また、深夜帯で地味に不調だったのが、人気子役・鈴木福主演『コドモ警察』(TBS系)。エリート刑事らが特殊ガスの影響で子どもになってしまうという斬新な設定は話題性抜群だったものの、子役好きの層と深夜帯の食い合わせが悪かったのか、第9話でまさかの0.6%を記録。全話平均でも1.73%と伸び悩んだ。全体的にセンス重視のコミカル要素が多かったため、視聴者の好き嫌いがはっきり分かれた作品といえるかもしれない。
■ヲタだけでなくドラマフリークから高い評価を獲得『私立バカレア高校』
そんな『コドモ警察』と反し、24時50分スタート(初回は25時20分スタート)というド深夜帯にもかかわらず全話平均3%を超えた秋元康原作ドラマ『私立バカレア高校』(日本テレビ系)。ジャニーズJr.とAKB48がグループ単位で共演する初の連ドラであり、ジャニーズJr.側の一番手を森本慎太郎が、AKB48側の一番手を、次クールで『マジすか学園3』主演に抜擢された島崎遥香が務めた。
ジャニヲタ、AKBヲタのみならず、目の肥えたドラマフリークにも響く作品だったようで、「放送時間が早ければ、学園ドラマの大定番になるべき素晴らしい作品!」「『バカなことを抜かりなくきちんとやろう』という秋元康イズムがビシビシ伝わってくる」など絶賛の声も多かった。好評を受け映画化も決定している同作。今後、『マジすか学園』シリーズに続く“やすすドラマ”として定着していくかもしれない。
日本人の朝ドラ好きと、ジャニーズ俳優勢の威力を改めて見せつけられた4月クール。息つく間もなく、7月1日からは豊川悦司&芦田愛菜のお涙必至ドラマ『ビューティフルレイン』(フジテレビ系)を皮切りに続々と夏ドラマがスタート。次クールの特徴は、やたら学園ドラマが多い点だが、その中でも注目を集めているのは、やはりEXILE・AKIRA主演『GTO』(7月3日~)だろう。最終回視聴率35.7%、主題歌「POISON ~言いたい事も言えないこんな世の中は~」が50万枚のセールスを記録した反町隆史版『GTO』が、同じくらい肌の黒いAKIRAでどう蘇るのか!? かつて主演に内定していたものの降板するはめになった赤西仁が「クッソー!」と悔しがるほどの結果を期待したい。
(文=林タモツ)
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