各種マスコミが完全無視! 狂気の不謹慎データベース本『完全自殺マニア』
#本
「私は、もともと鬱っぽい性格なので……。真剣に生きようとか考えると、この問題にぶつかるじゃないですか」
ん? いきなりの本音か! ともあれ、相田氏が自殺のデータ収集に熱心に取り組み始めたのは1997年頃から。最初はパソコン通信で、次いでアングラが大流行していた時期のインターネットへと参入したという。そもそも、この本の出版を持ちかけられたのは2年前だが「間違った情報を掲載すると、訴訟が怖いから」と、改めてデータの調査に取り組んだのだとか。ちなみに、本書に掲載されている自殺の現場の写真は、マンションなど掲載するとクレームが来そうなところは除いたそうだ。
一部のスポットは地図に掲載しているが、東京都内だけでも随分と人が死んでいる気が……。
「200戸くらいの団地だと、必ず一人は自殺者がいます。統計から計算すると、都内でも1キロ四方で一人は必ず100年以内に自殺してることになりますね」
と冷静に語る相田氏。ところが、さまざまな現場を回っても、いまだに幽霊には出会うことができないのだとか。筆者がよくタバコを吸って休息を取る東京大学本郷キャンパスの三四郎池でも入水自殺に首つりと何人も自殺しているんだが、まったくそのような事件が起こった気配はない。やはり、幽霊なんていないのではないか……?
「いや、幽霊になっても欲望とかあるのか聞きたいんですけどね。女風呂とか覗いていると思うし……」
冒頭に記した山田花子の自殺現場を訪れた時には、花を置いていくのではなく、自殺した建物まで上って花を落としたという相田氏。やはり、常人とは何かが違う。
そんな相田氏に考えられる最もインパクトのある自殺方法を聞いてみたところ、話はさらにヒートアップ。
「京浜東北線上中里駅のあたりで鉄道自殺がいいと思いますよ。さまざまな路線が走っていて、電車を止めると最も迷惑な場所ですから。それから、飛び降り自殺も今の最高記録はサンシャイン60からですけど、スカイツリーからの飛び降り自殺を目指している人はいるでしょう。それに反原発も盛り上がっているので、国会議事堂前での焼身自殺もオススメです」
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