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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 香港フィギュアブームの火付け役! ‟『AKIRA』にヤラれた”作家が手がける近未来物語
アジア・ポップカルチャーNOW!【vol.28】

香港フィギュアブームの火付け役! ‟『AKIRA』にヤラれた”作家が手がける近未来物語

「ラッキーだよ。香港だけでなく、台湾、日本、アメリカ、中国などの市場で受け入れられ、多くのメディアが話題にしてくれた」

Apexplorers Fashion product 2012.jpg「Apexplorers Fashion product 2012」(c)Winson Ma
handmadeAdamfigure2004.jpg「hand made Adam figure @ 2004」(c)Winson Ma

 ウィンソンに、どんなジャパニーズカルチャーの影響を受けたのか、聞いてみた。

「アニメ、SF映画にゲーム……とくに日本のキャラクターデザインとストーリー作りにはすごいものがある。例えば『Dr.スランプ』のラブリーなキャラクターとクレイジーで笑えるストーリー、『バイオハザード』のエキサイティングな展開と人物像。『AKIRA』は、アニメもコミックも、両方ヤラれました。スクリーニングの表現方法はショックの連続で、広告代理店で働いていた頃は、資料としていつも手元に置いていました」

 そして、彼の敬愛する日本のアーティスト、空山基。

「すごくセクシーで、大胆なところがたまらない」

Ice-&-Laser-sketch.jpg「Ice & Laser sketch」(c)Winson Ma

 彼の描く近未来ストーリーやキャラクターの端々には、そうした要素をウィンソン流に咀嚼した片鱗がうかがえる。しかし、それはもはやジャパニーズカルチャーの模倣ではなく、ウィンソン・オリジナルになっている。

 昨年、鉄人兄弟誕生10周年を記念する展覧会が香港で行われ、多くのファンが駆けつけた。そのことを喜びながらも、ウィンソンは、将来に向けての自分の計画に焦点を合わせている。目下、中国最大のウェブショップ「Taobao.com」とのコラボ企画であるApexplorersミニフィギュアがローンチを控えているという。

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