チケット値引きでも武道館は空席祭り……布袋寅泰を悩ます「ファン離れ」
#音楽 #布袋寅泰
今夏にも英国へ移住すると発表したギタリストの布袋寅泰が、「移住前最後の日本公演」と銘打って6月18日、19日に日本武道館公演を行った。フルオーケストラとの豪華コラボをうたった本公演、さぞかし盛り上がったかと思いきや、チケットの売れ行きはサッパリだったという。音楽関係者が声をひそめて語る。
「昨年から今年頭にかけてCOMPLEXの再結成ライブや、アーティスト活動30周年ライブでのBOOWYメンバーとの共演で観客をにぎわせた布袋さんですから、積年の夢であったオーケストラとの共演も十分に盛り上がると踏んだのでしょう。しかし、チケット代を1万2,600円(SS席)と強気に設定したことも裏目に出て、公演1週間前になっても半分以上のチケットが売れ残ってしまったんです。大手チケット業者イープラスがディスカウントチケットを発売したほか、他のチケット業者もチケットプレゼントを実施しましたが、当日は空席が目立ちました」
公演当日が近づくにつれ、各チケット業者のディスカウントや招待券プレゼントの告知が増加。ネット上では、チケットを正規価格で購入したファンから「なぜ値下げするのか」「俺のチケットも安くしろ」という怒りの声が渦巻く結果に。また、多くのファンにとって、布袋とオーケストラの共演がさほど魅力的に映っていない面もあったようだ。実際のライブでは、不入り時の常套手段である“スタンド席の黒幕封鎖”は免れたものの、「招待券で入った客が途中で席を立つなどしたため、コンサートの盛り上がりは低調だった」(同)。
そもそも、ここ数年の布袋は観客動員数を減らし続けていたとの指摘もある。興行事情に詳しいイベント関係者によれば、BOOWYの楽曲を演奏するなどの“オマケ”がない限り、現在の布袋では武道館クラスの会場を埋めるのは難しいという。そうした音楽活動の行き詰まりに加え、私生活でも追いつめられて布袋は英国移住を決断した、と語るのは別のレコード会社関係者だ。
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