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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 乙女ゲーム原作アニメが熱い?
週刊アニメ時評 第15回

キーワードはホモソーシャルな描写!? 今夏は「乙女ゲーム原作アニメ」が熱い!

 男社会の中で繰り広げられるトップ争いというプロットは、少年マンガの王道。そこにヒロインとのロマンス成分をちょっぴりブレンドすることで、乙女要素も追加したという『アルカナ・ファミリア』のスタッフには、『ひぐらしのなく頃に』『のだめカンタービレ』『おとめ妖怪 ざくろ』など群像劇に定評のある今千秋監督、『とある魔術の禁書目録』シリーズのシリーズ構成を手掛けた赤星政尚など、J.C.STAFFではおなじみの実力派が並ぶ。どんなバトル・アンド・ロマンスが展開するのか、期待が募る。

 そして、『薄桜鬼 黎明録』(TOKYO MXほか)も忘れてはいけない。幕末を舞台に新選組の活躍を描く本作は、2008年のゲーム第1弾の発売以来、着実にファンを増やし続け、2作のテレビアニメ、全5巻のOVAシリーズはいずれも大ヒット。10年には早乙女太一・主演で舞台化。今年4月にはミュージカルにもなるなど、破竹の快進撃を続ける人気タイトルだ。

 第3シリーズとなる今回のテレビアニメシリーズは、従来のスタッフ&キャストで制作されることが発表されている。信念を貫く男たちの生き様には、男女問わず燃えること必至の本作。こちらも要チェックである。

 ふだん乙女ゲーム原作アニメを見ない男性アニメファンも、この夏は思い切って新たな世界に踏み込んでみてはいかがだろうか? きっと、より豊かなアニメライフが送れるはずだ!
(文=龍崎珠樹)

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