あの桃色吐息の正体は!? ネットで話題のオリックス“うぐいす嬢”を直撃!
#萌え #プロ野球 #オリックス
――実際、話題になったことで球場の来客数は増えたそうですが、“うぐいす嬢っぽくないうぐいす嬢”とは、誰かお手本にされている方はいるんですか? ネット上では、声優の皆口裕子さんみたいだという声が多いようですが。
「皆口さんのことは知らなくて“誰だろうなー”と思っていたんですが、たまたま『Going!Sports&News』(日本テレビ系)を見ていたときに、“なんか自分の声に似ているな―”と思ったら、皆口さんがナレーションをされてたんです。それでビックリして(笑)。お手本にしている人はとくにいませんが、昔から『タッチ』が好きでよく見ているので、南ちゃんの影響は多少あるかもしれないですね」
――最近では、「萌えからセクシー路線に移った」なんて言われていますが、ご本人的には意識されているんでしょうか?
「『萌え』にしようとも、『セクシー』にしようとも思ったことはなくて、そういうふうに書かれて初めて、“ああそうなんや~”と思いましたね。語尾が抜ける感じが、セクシーに聞こえるのかも」
――そもそもなぜ、うぐいす嬢になろうと思ったんですか?
「昔からとにかく野球が好きで、大学卒業後は野球系の仕事をしたいなと思ってスポーツ新聞社に入ったんです。でも、現場にも球場にも取材に行けない部署だったので、そろそろ転職してみようかなと思った時期に、ラジオのパーソナリティの募集があって受けてみたら受かったんです。ラジオでスポーツ番組などを担当するようになって球場で取材しているうちに、試合を運営する側に携わりたいなと思うようになったんです。そのときにうぐいす嬢という仕事を知って、“これを一生の職業にしよう”と、ピンときたんです!」
――アナウンサーから入ったわけではなく、野球が好きで好きでしょうがなかったと。
「自宅が甲子園球場の近くだったので、夏になると甲子園一色になるんです。駅のホームの音楽が『栄冠は君に輝く』になったり、街中にポスターが貼られたり。家の近くにも高校球児が泊まる宿舎があって、坊主頭の球児がたくさん歩いていたり……。そういう空気が大好きだったんです」
――なるほど。アナウンススクールには通わなかったんですか?
「実は、わたしの母はNHKのアナウンサーだったんです。なので、ラジオのパーソナリティに合格したときも、基礎の発声は母に教えてもらいましたが、野球のアナウンスはほぼ独学です。プロ野球のアナウンスを聞きにいったり、だいぶ研究しました」
――この“藤生スタイル”ができあがったのはいつごろなんですか?
「オリックスの前は独立リーグでやっていたんですが、そこでは普通にやっていました。でも、それでは面白くないし、プロとしてただしゃべるだけではだめだと、オリックスに入ったのと同時に、声に特徴をつけようと研究を始めたんです。『あのアナウンサーの人、面白いから行こや』となるような、球場にお客さんを呼ぶひとつのツールにしたいなと。オリックスは今年で5年目ですが、まだスタイルが確立されたとは思っていないですね。もっとできることがあるんじゃないかって」
――ちなみにうぐいす嬢は、選手の名前を呼ぶ以外にはどんなことをしてるんですか?
「球団によって違うとは思うんですが、オリックスの場合は『ファーム』という2軍の育成グループがあり、わたしはそこに所属しています。球団職員としての仕事もしつつ、アナウンスの仕事もしているんです。ファームの試合がある日はアナウンスをしたり、自分で企画したイベントの運営をしていますが、それ以外のときは選手の練習に付いて、お茶やご飯を用意したりしています」
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