“世界滅亡”を願うニート青年の凶悪な恋愛映画『ベルフラワー』の新鋭監督はこうして失恋を克服した!
#映画 #インタビュー
エヴァン 確かに彼女にフラれた直後は、本当にサイアクな気分だったよ。自分は彼女なしで今後どうすればいいのか、さっぱり考えられない状態だったんだ。でも、失恋から5年の歳月がたち、ボクは立ち直ることができたし、立ち直らなくちゃいけなかった。そんなときにジェシーはボクに映画を撮ることを勧め、自分がヒロイン役を演じることを買って出てくれた。これって、とってもクールなことだと思うよ。彼女との共演は、当初考えていたほどヒドくなかった。たまに当時の生々しい感情を思い出さなくてはいけない、難しいシーンもあったけどね。
ミリー(ジェシー・ワイズマン)に傷つけら
れながらも、彼女のことが忘れられない。
──映画を監督することで、ヒューマンガスのようにタフな男に成長したわけですね!
エヴァン そこまでカッコよくないよ(苦笑)。でも、失恋した直後は「この世の終わりだ」くらいに落ち込んだけど、今回の体験を通して、人間はどんな目に遭っても、それを糧として立ち直ることができるんだと実感できたよね。いろんな経験をしたからこそ、ボクは映画を撮ることができた。映画こそ人生だと思うな。
■メデューサ号に乗って、目指すは映画界のヒューマンガス!
──バカ映画だと思ってたけど、イイ話だな~。もう1人の主人公でもある「メデューサ号」の改造ポイントについて教えてください。
エヴァン 自慢の改造ポイントはね~、全部だよ(笑)。一気に完成させることは経済的に無理だったので、映画の撮影と同時進行で、3年がかりで改造していったんだ。だからシーンごとに、ちょっとずつ仕様が変わっているよ。スーパーチャージャーを搭載したのは撮影のほぼ終盤だったね。ポール・エドワードって機械いじりの得意なスタッフがいて、彼と一緒に改造していったんだ。エンジンだけで3度交換したよ。火炎放射器もダッシュボードから操作できるし、煙幕は濃いめと薄めの2種類が出せるよ。ドリフトしやすいよう、タイヤの後輪にスプリット機能も付いているんだ。
──米国の公道は、改造車が走ってもOKなの?
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