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日刊サイゾー トップ > エンタメ > アイドル > AKB・坂道系  > AKB48総選挙総括その1
【特集】AKB48 27thシングル選抜総選挙

「総選挙は切磋琢磨し、向上するための目盛り」世代交代の兆しが見えたAKB48総選挙徹底分析!!(前編)

■2位:渡辺麻友
(AKB48チームB:速報3位/09年4位、10年5位、11年5位/7万2574票)

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 昨年は「順位には左右されません」と語った渡辺麻友だが、「いままでは遠慮して、先輩についていくように活動をしてきましたが、これからは私たちのような若い世代が新しい道を切り開いていかなくてはならないと思います」と、世代交代を宣言。「もし、来年もまた総選挙があるならば、私は1位を獲りたいです! まだまだ私は未熟者かもしれませんが、来年までには必ずセンターになれるような人になりたいと思います!」と、次回のトップ獲りを予告した。

 加入初期から次世代エースといわれながら、09年の4位以降、ランクアップできずに2年連続5位と「残念少女」の悔し涙を飲んできた渡辺。ドラマ『さばドル』(テレビ東京系)を通して、アイドルから38歳まで演じられる表現力を見せ、「シンクロときめき」でソロデビューを果たし、歌唱力も向上させ、「初のランクアップよ、こんにちわ」。これまでの「CGレボリューション」は一度も口にせず、ツインテールの髪型の頻度も減らして、ガールからレディーへと変ぼうしつつある。渡辺と大島優子は、二人で“おしりシスターズ”を結成しており、総選挙終了後も「おしりシスターズでワンツー獲ったね」と喜んだ。結成のきっかけとなったのは、柏木由紀の衣装のお尻の部分が汚れていたのを二人で指摘したことから。偶然にも、お尻仲間の3人が上位3位を独占した。

■3位:柏木由紀
(AKB48チームB:速報2位/09年9位、10年8位、11年3位/7万1076票)

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 前回“神7”の牙城を突き崩した柏木由紀。「選挙の政見放送で、『去年3位をいただいて、ステキな夢を見させていただきました』と言ったら、ファンの方が握手会で『夢で終わらせないからね』と言ってくださり、私はファンの皆さまに支えられているんだなと改めて実感しました」と握手会を大切にする彼女ならではのファンとの対話から得たエピソードを告白。

 写真集『ゆ、ゆ、ゆきりん…』(集英社)発売時の会見では、「ファンの方が望んでくださるのでしたら、もっと上を目指したい」といつもの謙虚な発言だったが、壇上では「順位は一つでも上げたいなと思っていた」と秘めたる胸のうちを明かした。さらに、「今まで先輩に遠慮していたり、周りを見て気を遣っている自分が逆に申し訳ないなと思いました。これからは自分の思ったことや、自分のやりたいことや、闘争心もありのままを皆さんに見せていけるような、ステキな大人の女性として頑張っていけるように、これからも皆さんに感謝の気持ちを伝えていきたいと思います」と“闘争心”という大胆な言葉でその意識の変化を表した。

 帰宅後、AKB48加入以来、ワンルームに二人で暮らす母から、昨年と同じく柏木の大好物・スイカに「おめでとう」と手書きしたものを手渡された柏木。今年も総選挙の壇上では一切泣かずに笑顔を振りまいた彼女だが、唯一、“一生アイドル”の戦闘服を脱いで安らげる母の前で、味わったそのスイカは、少しだけ涙の味がしたのではないだろうか。自分の夢のために、鹿児島から上京し、毎日自分より早起きしてくれる母への感謝という名の。

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