総選挙注目の指原莉乃へガチヲタが緊急寄稿「批判を受け入れる指原莉乃の“察しの美学”」
#AKB48 #指原莉乃
タレントはもちろん、人気商売の宿命ともいえる批判を受けることの大切さをこの当時から考えていた君には、一種の感銘すら受けました。それから、『週刊AKB』(テレビ東京系)でバンジージャンプを飛べず、特訓しても飛べずに“ヘタレキャラ”が定着し、『週刊プレイボーイ』(集英社)のグラビアで「さしこのくせに生意気だ!」と秀逸なコピーが書かれ、さしこ改名騒動を経て、秋P(秋元康総合プロデューサー)にハマったんだよね。
“ハマる”……相手の趣味嗜好や方向性を把握して、その人が次にやろうとしていることに順応する。芸人がよく使う言葉だけど、それが見事にできたのが君らしかったね。
評価された要素の一つがブログで、よく世間的には「ブログでその才能を認められた」とか言われてるけど、実はそれはチャンチャラおかしい。君の文才はモバメ(モバイルメール=登録制のメール配信サービス)の方がより生かされてたわ。
モバメは、本当のファンしか取らない分、メンバーもよりディープな情報を送ってくれる。君は昔から、妙な俳句だとか、北原里英とのポエム対決とか、安定のハロプロネタで随分笑わせてもらったよ。そのくせ、時々、鬱な内容やメンバーの誕生日には、その子との良エピ(いいエピソード)もよかったね。ブログはやっぱり不特定多数の人が見るし、変なこと書くと、ゲスなニュースサイトが取り上げちゃうから、そりゃ思い切ったこと書けないよね。それはわかる。
そんな君がブログで注目を集めてるようになると、どんどん更新頻度が落ちて、書けなくなっていったよね。秋Pに怒られても、ブログを書けない……でも実はその気持ち、本当によくわかります。
僕も、とある仕事が認められて、大きな仕事を任されたんだ。人生を賭けて挑んだぐらいの大勝負で多少結果を残せたけど、周囲から期待されればされるほど、自分の中でもハードルが高くなって、思い切ったことができない……そんな悪循環に陥ってしまったんだ。君も同じなんじゃないかな?
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事