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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > “エリカ大麻中毒” の内幕
元木昌彦の「週刊誌スクープ大賞」第140回

離婚騒動の真相はこれだった!?  高城剛が明かした“エリカ大麻中毒” の内幕

 第2位は、先週に続いて沢尻エリカの「大麻中毒」を追った文春の記事。今週は夫の高城剛を直撃インタビューして、すごい証言を引き出している。

「エリカは、離婚騒動がはじまる前に、エイベックスの松浦勝人社長に会ったと言いました。松浦社長は彼女に『スターダストから、大麻の件を聞いている。ドラッグ検査の際のやりとりの録音も持っている』と話したということです。そして、『高城と離婚することがエイベックスとの契約の条件』とし、『俺が離婚させてやる。マスコミはどうにでもなる』と話したというのです。弱みを握られたエリカは、『エイベックスに行くしかない』と話していました」

 彼女の前の所属事務所・スターダストは、俳優の押尾学や酒井法子が覚せい剤取締法違反で逮捕、検挙されたため、09年9月に事務所を挙げて所属タレントの薬物検査を実施。そこで沢尻が大麻常習者だとわかり、契約解除したというのだ。その通知書を文春は手に入れたが、そこには、

「平成21年9月10日に本人の同意のもと薬物検査をしたところ大麻について陽性反応が示され、本人は大麻使用の事実を認めた上で、今後大麻の使用を止めることはできない旨を表明したことなどが、専属契約の第9条に該当することによるものです」

 と書かれていた。高城はこうも語っている。

「当時、僕はスターダストの事務所に呼び出され、取締役F氏とマネージャーのK氏から、この件について直接聞きました。書類は間違いない」

 そこで高城は滞在していたロンドンで、彼女を現地の代替治療施設に通わせ、その治療がうまくゆき、彼女が立ち直ったように見えたので結婚したのだそうだ。

 その後、エリカからの一方的な離婚表明などがあったが、エリカの弁護士からの仲介もあり、二人で身を隠すためにスペインに向かったという。

 バルセロナでは部屋に閉じこもっていることが多かったが、エリカは彼の地の自称「大麻インストラクター」のセルジオと知り合い、再び薬物にはまっていった。

 セルジオはエリカと寝るとき、エクスタシーという合成麻薬の一種も使ったと証言している。これを高城にぶつけると、エリカ本人から聞いたと裏付けている。そして、

「僕はエリカに何度も(薬物から)立ち直るよう説得してきました。ところが、そのたびに彼女の周囲にいる仕事関係者や友人は『エリカらしいから大丈夫』『そのままでいい』などとそそのかし、彼女の更生を阻んだのです」

 そして最後には、高城に「ファック!」と叫び、壁にコーヒーカップを投げつけて帰国してしまったのだ。

 さらに文春は「TBSは薬物を認識していた」としている。

 エリカは09年にスターダストをクビになり、ヒロイン役に内定していた映画『SPACE BATTLESHIP ヤマト』を降板させられるのだが、その制作委員会にTBSも名を連ねていた。

 高城は、当時の制作委員会の人間から、TBSにも薬物検査の結果が伝えられていると、ハッキリ聞いているそうである。

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