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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > “演歌界のドン”武勇伝
本多圭の「芸能界・今昔・裏・レポート」Vol.153

「たけし、鶴瓶、さんまも頭が上がらなかった」“演歌界のドン”故・長良じゅん会長の武勇伝

 この女性はさんまの名前を利用して、北海道で競走馬を購入しようとした。この時、競走馬の売り主A氏も女性とグルだと思い込んださんまは、生番組で「北海道からAさんが攻めてくる」と口走ってしまったのだ。さもA氏が、さんまを陥れようとしているかのような発言に事が大きくなりかけたが、たまたま売り主と長良会長が知り合いだったことから、さんまを呼んで、売り主も女性の被害者であることを説明。さんまに謝罪させた上で、長良会長は親しいマスコミ関係者に「これ以上、さんまをいじめるな」とくぎを刺し、さんまをスキャンダルから救ったのだ。それ以来、さんまとも良好な関係を保ってきた。これ以外にも、長良会長に救われた芸能人は数知れない。

 その長良会長が亡くなった日、長良プロを継いだ長男の神林義弘社長から「何かあったら、親父が本多圭に連絡しろと言われていたんです」と、訃報を知らせてくれた。筆者は微力で何もできないが、長良会長が骨身を削って作り上げた長良プロの米びつに手を入れる不届き者がいないか、その監視だけは続けるつもりだ。日本の芸能界を支えてきた長良会長に、改めて合掌!
(文=本多圭)

最終更新:2012/06/01 15:00
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